郡山市の飲食店は、なぜ出退店が早いのか?  | 福島県在住ライターが綴る あんなこと こんなこと

郡山市の飲食店は、なぜ出退店が早いのか? 

義母の命日だったので、

所沢まで墓参りに行きました。

墓参りのあと、義兄宅に挨拶に行く道すがら

懐かしい所沢の道を走ります。

 

年に1回程度しか行かない場所。

けれど懐かしい店があったり

当時小さかった子どもたちを

自転車の後ろに乗せて行った道を思い出したりと

 

福島県民になって

すでに18年がたつ私たちですが

「あのときの」あの店

「このときの」この店

を思い出しながら義兄宅に着きました。

 

18年経っても変わらない店

変わらない町並みがあるのですよね。

 

さて、ここで改めて今住んでいる街

郡山について考えると…。

この街は本当に飲食店の移り変わりが激しいです。

 

そのことを3年前に

ある市民団体の語りの会で話したところ、

ネイティブ郡山市民は

「郡山って都会なんだよね~」

という自己肯定感で盛り上がったのですが

 

商工会関係が主催する起業支援の講師として

よくふくしまにいらしていた

県外在住の中小企業診断士の方だけは

ちょっと顔を曇らせて

「そういうお店に銀行は、お金を融資できませんね」

と言われた。

 

その意味がずっとわからないでいて

先日、とあるネイティブ郡山市民で

お店を経営している方に話したところ

「私もそうですが、そもそも郡山市民は

『都会志向』なんですよ」と言われました。

 

それともちょっと違うような気がしていて

しばらく自分の中で

あたためていた疑問なのですが…。

なんとなく、解が出たように思います。

 

おそらく

 

ネイティブ郡山市民は

とにかく「新しいモノ好き」

 

その気質が

「よそ者を違和感なく受け入れてくれる」

郡山市民気質にも結びつく。

けれど「新しいもの」を十分味わったあとは

飽きてしまって、次に行く。

 

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3年ほど前に郡山駅そばにできた

チーズケーキの店。

最初は毎日行列でした。

その店の商品を買うことがトレンドでした。

やがて郊外にあるショッピングモールへの

出店を果たしました。

 

そして現在。

郡山駅そばにあった店は

某ドーナッツチェーン店に変わっています。

ショッピングモールに出店した店にも

購入客の行列は見られません。

 

私自身はマーケティングも

商売のイロハもわかりませんが

おそらく飲食業界では一定の分析・理由付けが

できているのだろうと思います。

 

 

10年くらい前に会津若松市から出た

あるラーメン店がその後

「ラーメン界のマクドナルドを目指す」

という目標をたて

 

郡山市に本社をおき

全国展開していったことは

多くの人が知っています。

( 残念なことに今は業績が低迷しているようですが)

 

飲食店における郡山の厳しさ。

それが「何」によるのか。

それも知りつつ、県内の飲食店が

なぜ郡山出店を目指すのか。

 

マーケティングのイロハはわからないまでも

根拠、理由を知りたいと思う

一郡山市民でありました。

 

私の好きな某そば店です。

なくならないでね~。