福島から避難してきたことを口実に、いじめにあった子どもたちのこと
横浜市で起きた出来事には
本当に怒りを覚えましたし、
いじめにあったお子さんが
生き抜くことを選んだことに感謝しました。
またこの報道があったのち
「ようやく明るみになったか」
「前からあったよね」
という声が、私の周りで聞かれました。
私自身は、幸か不幸か
今まで知らなかったこの事実に
驚愕し、かつとても悲しかったです。
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避難して学校生活を送っているみなさんへ
神奈川県横浜市で福島県から避難している中学生がいじめにあったという報道がありました。みなさんは避難先の学校でどのように生活されているでしょうか。震災、そして原発事故を経験し、様々な苦労をしているかと思います。いじめは絶対に許されない行為です。もし、同じような経験をして悩んでいる場合はすぐに学校の先生や家族、友達に相談しましょう。
また、双葉町教育委員会でもみなさんが強く、たくましく未来に向かって前進できるよう全力でサポートしていきたいと考えています。電話でもメールでもかまいませんから、困りごとや悩みごとがある場合はいつでも相談してください。
保護者のみなさまへ
横浜市で福島県から避難した中学生がいじめを受けた問題が全国的に報道されました。いじめを受けていた生徒やご両親が学校や教育委員会に訴えていたにもかかわらず、見過ごされてきた事実は決して許されるものではありません。いじめは絶対に許されない行為であり、早期発見が早期解決につながります。お子さんがいじめを受けている兆候をつかんだ時は、行動に移すことが大切であると考えます。もし、避難先で誰も手を差し伸べてくれず、困った時はぜひ、双葉町教育委員会にご連絡ください。避難されたお子さんの助けになるように全力で取り組んでまいります。
双葉町教育長 半谷 淳
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今朝の地元NHKのニュースで知りました。
福島県の自治体から、
このようなメッセージが出ています。
「福島のこどもたちを、福島の大人たちが守る」
これは見方によっては
当たり前のことかもしれません。
が、私はこのことを嬉しく感じました。
たまたま「福島から避難した」ことが
いじめの標的になっただけなのかもしれません。
いじめがこんなにも陰湿になる事実。
これは、みんなの問題です。
未来ある子どもたちの心が
まっすぐに育つように。
私たち大人1人ひとりが考え、
行動していきたいものです。