福島県の現状を、とてもわかりやすく書かれた記事のご紹介です | 福島県在住ライターが綴る あんなこと こんなこと

福島県の現状を、とてもわかりやすく書かれた記事のご紹介です

広い福島県が置かれた問題を、
各地域別によく表現して書かれていると感じました。

私もこのように客観的に、
しかしながら的確に今の福島県の状況を
外部に伝えられるようになりたい。

問題なのは放射線のうんぬんではなく、
原発事故が起きたことによる人々の心の分断なのです。
それは県内ならず、福島県外の地域にも起きています。

これが一番の問題。

>「福島県民は私たちに何をしてほしいのか言ってほしい!」
と迫られることがある。

私もそう聞かれ、答えに窮します。

>私の答えは「何をしてもらうのでもなく、自分たちの手でやる」
ということだ。

私ならば「あなたができることは何ですか」と聞きます。
(生意気に聞こえますか?)

今まで一番私の心に寄り添った言葉は
「もしも、原発事故が福島県の他で起きたとしたら、
福島県の人は、その人たちの元に行きましたか」という問い。
一見厳しいけれど、その裏にある真実。
関西出身のその方は、その問いをもって今、
東北の復興のために自分の力を注いでくれています。

そう、原発事故は「たまたま」福島県に起きたのです。
あるいは、福島県の何かをただすべく起きたのかもしれない。
あるいは、今の日本をただすべく起きたのかもしれない。
あるいは、今の世界をただすべく起きたのかもしれない。


私にできること。
今私ができると思っていることは

原発事故後も変わりなく(あるいは原発事故をきっかけとして)
前を向いて歩き続けている福島県民の姿を、
みなさんに伝えることです。


この方の記事をお読み下さい。
そして一緒に考えて下さい。


寄稿】ふくしまはいま、どんな状況なのか―若手世代が内側から見つめて 
 福島県いわき市民・伊藤江梨