自分の体験を書き留めておく大切さ | 福島県在住ライターが綴る あんなこと こんなこと

自分の体験を書き留めておく大切さ

2日間にわたり、
震災の時のご経験と
復興に向けての取り組みを
取材する機会をいただきました。


お話しを伺ってまず感じたのは


私自身もそうなのですが
  

 人間は時間がたつと忘れていく


ということ。



そんなこと、当たり前だ!

と思われるでしょ。


でも、忘れちゃいけないこともあるんです。



2日間の取材で感じたこと、それは・・・

3.11の あの地震の後
心に強く残っている出来事は
みなさん覚えていらっしゃいますし
一生懸命話されます。

しかし、少し細かな話になると
すぐに記憶がでてこない。あやふやになる。





その差異が、なぜ私にわかるかといえば

私自身が震災に関する
聞き取りをした経験があるからです。


あの時は、手帳を手に
「それは何日のことでしたか」
「何時間くらい経験されましたか」
と伺うと、相手の方も帳面を手に
いろいろ答えてくださいました。


でも、月日がたつと、
そういうことすらできなくなります。



3.11を経験された方はいいのです。

お互いに、お互いの記憶を確かめながら
話し合えるから。


でもいずれ、3.11を知らない世代が誕生します。



私達の未来の世代が、私達と同じ思いを、、、


つらい思いを経験させないために

私達の経験が決して無駄にならないように

今、記憶の新しいうちに記録しておきましょう。





文章にならなくてもいいのです。

断片的でもいいのです。

今記録しておかないと、記憶はどんどん風化します。




明日、いわき市で、
お話しする機会をいただきました。


原稿は、これから作成するのですが
「記憶を記録していくことの大切さ」も
お話しできたらいいなと思っています。