今日は久しぶりにダラダラ土曜日🌸
これ、ああ、行きたいな〜行きたいな〜いいつつ、色々タイミングが合わなくて見逃していたんですが、気がついたらUNEXTで観れるようになっていて喜び勇んでみたら....
凄い✨良かった...よ✨
恋ってこういう感じだよね。とても不器用でカッコ悪くて....陳腐で滑稽なのに、例えようもなく美しい。理性と真逆の方向で、抗いようもなく突然におきる。
『僕はある死体に魂を打ち砕かれた。その物語を語ろうー』
物語は独白から始まります。留置所に連行されるのは16歳のアレクシ(フェリックス・ルフェーヴル)
彼は何の罪を犯したのか....。
アレクシは卒業後、文学部に進学するか就職をするか悩むごく普通の高校生。優しい両親と3人暮らし。
ある夏の日、ヨットで遊んでいると急に天候が悪くなり転覆してしまいます。困り果てたアレクシを助けたのは魅力的な2歳歳上の青年ダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)
このキスシーンは真面目に最高✨でした...ミテ....美....
愛したら満たされると思っていた。
でもどんなに愛しても足りなくて、ほんの一瞬も離れたくなかった。
彼と2人でいる時も満たされなかった。
「死との戦い方は笑い飛ばすことだ。アレックス、誓いを立てよう。どちらかが先に死んだら残された方はその墓の上で踊るんだ」
「誓うよ、きみのために。きみが望むなら」
しかしそんな甘い時間は、たった6週間で突然終わりをつげるのです....。
【取り止めのない感想】
正直....
え！ここで君が泣く？！
ってなってしまった、ラストのダヴィデの涙の解釈なんだけど....。
全てが終わった後、女友達のケイトがアレクシに言います。
「あなたが愛していたのはかれじゃない、自分が作り出した幻想よ。顔と身体を好きになって、心も理想通りだと期待した」
これが本当にその通りなんだけど、結局アレクシだけじゃなくて、ダヴィデもそうだったんだなって。だから苦しくて涙が出て仕方なかったんだなって。
恋は運命なんかじゃない。みんな自己中心的で平然とイカれてる。そして"酷く陳腐で平凡で死ぬほど悲しい"。
(引用元wiki)
"Calypso. ギリシア神話のニンフ。トロイから帰国の旅の途中で難破して漂着したオデュッセウスを10年間引止めて彼に不死を与え自分の夫にしようとした"
結局、恋なんて幻想の中にあるもので、幻想だけは裏切らない、だからこそ初恋が一番美しく脳裏に焼き付くんだよね。
↑良き！