「触れない痴漢」という新手の悪質な行為をご存知でしょうか。





電車内で起きる大半の痴漢は接触行為ですが、触れない痴漢とは男が女性の背後について決して触ることはせず、ただひたすら匂いだけを嗅ぎ続けるのだとか。



触れる行為も十分に悪質ですが、背後から匂う行為は悪質に加えて気持ち悪さが際立っていて仕方がありません。



この触れずに匂いだけを嗅ぐ痴漢の問題点は、性犯罪として適応されないので検挙されても警告だけで済まされるところにあります。



つまりこれは逃げ得と変わらないわけですから、被害者からすればたまったものじゃありません。



見ず知らずの男に背後を支配され恐怖感や不快感を与えられたという事実があるにも関わらず、逮捕されないのはなんとも理不尽な話です。




こんな他人に迷惑をかける悪趣味な変質者が横行しているおかげで「男は誰でもみんな変態だ」と一括りに判断されてしまうんでしょうね。


女性専用車両がなくならないわけです。










そりゃ、ね。



僕かて女性の匂いは気にならないっていったら嘘になりますよ、ええ。




通りすがりにふわっと漂う女性特有のあの匂いはぶっちゃけ嫌いじゃありません(ていうか、キライな男性っている?)。





でもそう思ったとしても、その後はモラルの問題ですよね。




いい匂いがしたからって性的嗜好に走るか?って話。






女性も匂いフェチとか匂いに敏感ってよくいわれていますが、ここが男…いや、サルとの決定的な違いなのかなって思ってしまいましたね。




一体全体匂いだけでどうやって性的興奮まで持ち込めるのかが逆に不思議なので、おなじ男として教えてほしいぐらい。



あ、でもそれが原因で僕が変な嗜好に目覚めてしまって家族に迷惑をかけたら一大事ですね。




人はいつどこでなにがきっかけで、泥沼に堕ちてしまうか分からないことを肝に銘じておきましょう!








僕は電車にはほとんど乗らないのですが、たまに乗ったときに女性専用車両の存在を忘れていてそこへ乗り合わせたことがあります。




空気の重苦しさというか気まずさといいますか、無言の圧力のようなものが車内からじんわりと伝わってくるんですね。



ここで動揺せずに快感を味わってしまったら、いよいよ僕も犯罪者の予備軍ということでしょうね。きっと。






ベイビーのいい匂いを嗅ぐまでに留めておきましょうか。