僕と奥さんの両方のおばあちゃんはご健在なので合計4人、つまりズーから見れば僕と奥さんの母親と合わせて6人のおばあちゃんが存在することになります。




あたりまえの話ですが、ズーはおばあちゃんとひいおばあちゃんの区別がつきません。一括りに呼び名はみんなおなじ「ばあ」なんですね。




しかもどのおばあちゃんの写真を突然見せても、しっかりと覚えているからたいしたものです。



おそらく部屋の配置と顔の記憶を関連付けをして覚えているのかもしれません。




それぞれのおばあちゃんの家に共通してあるものはガラス製のテレビ台(昔なつかし)です。


その中に入っている置き物や入れ物を事細かに把握し毎回楽しそうに物色しています。




この部屋にはコレがあり、この場所にはアレがあるという情報までもがインプットされているようです。







さて。


僕が勝手気ままに決めただけなのですが「高速道路とおばあちゃんの家はとっても退屈」というあるあるの法則があります。



おばあちゃんの家に向かう道中は所要時間が長くて高速道路の景色がずっとおなじで退屈だった記憶と、おばあちゃんの家には子ども向けのおもちゃが何もないのに長居するから退屈だった記憶が子ども時代に味わった僕のほろ苦い記憶です。



あるとき、この部屋で1日中何をして過ごしてるのか気になり、1人のおばあちゃんに聞いたことがあるのですが意外にやることが多くて退屈はしないのだとか。




「朝は掃除洗濯をして、お昼ごはんを食べながら新婚さんいらっしゃいを見て、そのあとはアタック25を見て、そのあとは通販番組とか競馬とかプロ野球とか相撲とかの中継を見て、笑点見てちびまる子ちゃん見ていたらあっという間に夜になる」って。


テレビばっかかい!






自分がその生活をする立場になって話を聞いていたので「なんて退屈な過ごし方をしているんだ」と、気が少し変になりそうになってしまいました。



ただ、おばあちゃんにとっては「充実した時間」だからそういう過ごし方をしてるわけなので、僕がどうこう意見する理由はありません。



僕は幼少期に、親の仕事の都合で1日中おばあちゃんの家に預けられていたことが多かったので「おばあちゃんの家=退屈な時間」というイメージがすり込まれていただけかもしれませんね。(そのおかげでおばあちゃん子にはなりましたが)






思い方、過ごし方は人それぞれ、ということです。



ぜひ、ズーには「6人のおばあちゃんの家=6軒のワクワクする家」であってほしいと思います。