ぼくのヒーロー
物心ついた頃から阪急ブレーブスファンだ。
自分と同じ小柄なのに凄い福本選手が好きだった。
関西での情報は阪神に偏り、プレー自体に触れる機会は現役時代は殆ど無かった。
だから本当の凄さは引退後に知ったと言えるかも知れない。
最近では解説のコミカルさから、おもろいおっちゃんといった知名度の方が高いが、
その裏には飾らない、そして決して慢らない人柄が隠れている。
俺はスゴいんやで!
なんて素振りは決して見せない。
阪急ブレーブスは昔から障害者施設慰問を続けてきた。
そこで福本さんは障害者野球を知り、設立から運営にずっと関わって来られた。
先日、ETVで障害者野球の世界大会を報じる番組でナレーションを担当しておられた。
関わりを認められているからであろう。
涙が出た。止まらなかった。
障害者の頑張りはもちろん賞賛に値するが、涙が出た理由は別で、
福本さんの継続した関わりに対してだった。
自分との余りにも違う姿勢に、情けない気分になった。
今日まで、ずっと関わって来られた訳で…
自分は何をしてるのだろう。
憧れてたはずなのに、全然違う。
遠い遠い存在。
‘何事も辛抱’
子供の時に貰ったサインにはそう書かれていた。
聞けばそれは、福本さんの座右の銘であり、何時も色紙にはそう一筆添えるのだそうだ。
考えれば、それは受け手へのメッセージであり、何かを感受して欲しい思いがあるのだろう。
自分はそれに気付いていたか…?
自分も福本選手の様に成りたい。
負けたく無い!
今のままじゃ駄目だ。
福本さんは今も変わらず
ぼくのヒーローだ!
自分もヒーローに成りたい。


