週末なんだけれど、早起きができない。

辛いが陽気が良い日に寝てなんていられない。

 

いつものラジオ番組はなく、つまらないと思いつつ玄関を出れば春の兆し。母が植えたパンジーは、榧(かや)の枝の洞をプランター替わりに咲く。

 

庭木のヒウガミズキが一気に芽吹く。

 

桜(ソメイヨシノ)もチューリップもまだだが…

 

管理する丸太&薪置き場にタンポポ咲く。

 

春来たり。

 

ならば、陽気からも月の満ち欠けからも

今日明日でジャガイモ、植えつけねばと 最後の日光浴へ

 

4畝へ植える3種のジャガイモ達にたっぷりと春の陽射しを浴びてもらい、芽吹きを促す。

 

その間に

6年目を迎えた自然栽培を目指す畑へ。

 

しみじみと眺める。元水田を幅1m×長4mで畝立てたのち、刈った草を敷き詰め続けた畝や通路沿いには、当時は無かったヒメオドリコソウやナズナ

 

 

ハコベやオオイヌノフグリ、タネツケバナが生え、小さな花を咲かす。ようやく土壌が豊かになってきた証拠。

 

眺めてばかりでは作業は進まない。

ネギを移植する畝へと向かい

植え付ける場所へ溝切をする

 

表面の草マルチ(ここはススキ)をどかしていると、キラリと光るもの

この自然栽培を目指す畑では、石油製品など分解しないものは持ち込んでいないので、自然界にあるもので光るとすればアレだなと思って手に取れば。

当たり! タマムシの亡骸でした。この西側には榎(エノキ)を育てているのでそこへ来たものかと。

これも有機物で、畑にて分解してもらえればありがたいと思い、溝へそっと入れておく(苦笑)

 

 

引っ越し先ができたら

ネギを移植してジャガイモを植える場所を確保していく。

 

西側にスコップを入れて少し持ち上げれば、すんなりとネギを抜く事ができる。

 

ネギの根の周囲の独特の香りが周囲に漂う。

 

今年のネギは昨年の失敗したジャガイモ(土中で腐らせた)を養分にしっかり肥大していた。ジャガイモに失敗したおかげでネギが良くなったともいえるが、複雑な心境。

 

ネギを移植後にジャガイモを植えつけるための溝を掘れば…

 

昨年の取り損ねたジャガイモから育った、野良秋ジャガイモ発掘。自分が育てたものよりも出来がいいので、これまた複雑。

 

植え付けの場所にできるだけ有機物(草など)を残さないよう、丁寧に除いた後

しっかり陽光を浴びて芽だしの準備をしたジャガイモ達を等間隔にて置いていく。

 

この自然栽培を目指す畑において、ジャガイモ⇔ネギの畝は固定している。理由をかけば長くなるので割愛するが、

 

基本表面の土壌すらここまで掘ったりしない農法なので、このネギう移植とジャガイモ植え付けのための作業は、土壌の様子を農具を通じて手の感触で知る事ができる数少ない機会となっている。

 

明らかに年々「ふんわり」とした土壌に変わってきているのが解るので、疲れるけれど嬉しい瞬間でもある。

 

土曜日は午後から開始して、2畝分のネギを3畝に移植し、空いた2畝にジャガイモを植えつける事ができた。

 

残りは1畝。明日なんとかやっちゃわんと。

 

夕刻、ご褒美ではないが

種イモにすらならなんだ小さなメークインを肉じゃがにて。

美味いよ。