以前上司だった方の影響もあり、年賀状は木版としている
今年は例年になく早く木版画のテキスト(マール社)を購入したものの…
やはり年末も押し迫らないと着手しない(困)
添付されている下絵をカーボン紙を挟んで木版に写して
彫刻刀でコリコリ彫る
下絵に忠実にと彫っているが、一度として見本どおりになったためしがない。
今回の龍は3版彫りました。
彫が上手くいかずとも、1版、2版、3版と重ねて刷っていくうちにそれなりに見えてくるのがこの多色刷りのよい…というか、ごまかしが効くところ。
ただ、いきなり上手く刷られるわけでなく、
何回か刷っていくうちに版に絵具が浸みるというかいい感じとなるので、少なくとも5~10枚ぐらい刷っていく。
刷りを重ねるうちにいい感じに。
2刷りでこのくらいに
なればいいのだけれど。
まずまずっしょ。
出来が良かったのをスキャナーで取り込んで(この紫の龍はインクの一色が切れてた際に試し刷りしたもの)
こんな感じでプリントアウトして、一言書き添えて「た」印を押す。
年末2日目はすっかり年賀状づくりで身体を動かさなかったので、年賀状は地元龍江郵便局まで歩いて投函に行く。
小学校中学校と通学路として歩いた県道。
家屋前の歩道の車道側に、よくペイントされていた白い足型。
今はすっかり見かけない。これも消えかかっていた。
大人になって良く使うようになった言葉に
「今あるモノが無くなるのが 未来」
そのとおりなんだけれど、思い出にあるものが無くなっていくのは寂しいもの
大人になって判った事もあって
ブロック積みの上の
木々の種類は落葉していても判別できるようになった。
また、このブロック積みの前がほんのり暖かいのは、日光があたって蓄熱したものが放熱されているためであり、傾斜地における石積みなんかはこうした役割があって、生き物達の住処にも。
着いた。龍江の龍は来年の辰年の龍でもある。
郵便にてポストに葉書を投函することは、今や年賀状ぐらいになってしまった。
手紙の良さを後世につたえるために
また、郵便が途絶えないためにも、伝えたい事やお礼を記してポストにて投函せねば
この輪ゴムもこの年末ならでは。
来年こそは遅くともイブまでには投函したいものです(汗)