ノンビリ遠山郷に滞在していたかったのだけれど、大切な地元行事の準備ゆえ、8時にチェックアウト。

 

毎年の小正月行事であるおんべ作りです。

各戸1名は参加を呼び掛けて行っています。

 

隣接するお寺の竹林内にある枯れた竹や

支障となる常緑樹などを伐りつつ、柱となる青竹なども約10本伐らせてもらい、担いだり車にて所有する休耕田へと運びます。

 

芯柱を立てた上で、一本の青竹を立てるのですが…

 

毎年立てている筈なのに、「少し高いんじゃないか?」との意見。

一旦立てて高さを見て、一節切って低くしたり、日章旗を付ける竹の組み方を皆で忘れて「あーでもない」「こーでもない」と悩む

取りつけたところで昨年の写真を見て逆だと気づきますが、「上側にも竹を渡して補強したらどうか」との案を採用してみる。

 

が、試しに立てようとすると重みで竹がしなってしまう…

慌てて取り付け位置を低くして重心を下げて解決。

 

ここ数年で年長者が出て来なくなり、「そうじゃない」と言ってくれる方がいなくなった事も要因のひとつ。

やはり長老の意見が必要とのことだったが、皆誰かが覚えておるらという他人任せの部分も覗いている気が…

(そういう自分もそうなんだが)

 

女性と子どもが集会所にて準備していた飾りを持参し、皆で飾り付けを行う。

 

書初めも

飾り付け。

 

自分が昨日庭でつくったカレンダー裏を利用した

飾り書初めも取りつけ。

 

今年の竹は特に素性がイイ真っ直ぐなのにこだわったため、枝の付まで見なかったので、飾り付けを行う枝が少なかった(反省)

 

立てて三方に張った縄の強度で向きや傾きを調整し

 

周囲へと次々と伐った青竹などを置き

縄でぐるぐる巻きにしていく

 

今年も

 

無事におんべが完成しました

 

例年に比べてどっしりと安定感がある

そんな気がするおんべです

 

遠くから眺めて皆で「いいなぁ」と。

 

飾り付けが多いってのが第一常会のおんべの特徴。

昔は幣束の下に和傘の骨での飾りもあったのだけれど、如何せん和傘がもうないために、しばらく無い。それを除けば自分が小学生の頃から変わらないのではないかと。

 

終了後、時間がある方だけで簡単に慰労会を兼ねた新年会。

毎年元旦の午後に行っていた新年会も、おさまらぬコロナ禍のため初の中止。

それでもとこの日、11時過ぎから軽く缶ビールで乾杯。

何故かとても効いて、午後4時ぐらいまでぐったり。

まあ、お正月だで