昨日は午後から、楽しみにしていた下條村にある古民家みなみさんにて開催された「スプーンを作って木を学ぶ」に参加。

 

彼が下條村の古民家に移住されたのは知っていましたが、今回初めて伺う事ができました。

 

蔵は資材置き場兼工房などに

 

庭には何やら楽しげな…(周囲が二重になっており、その間にはおが粉…断熱を目的している?)

 

「改修を行っているので、寒いですよ」と聞いてましたが、流石は自ら建築を手掛ける彼。

その部屋だけ暖める工夫がなされており、全然快適。我が家の今や自部屋のほうが断然極寒(苦笑)。

温度だけじゃなくて、彼やご家族から出る「温かみ」溢れる部屋にて、この古民家みなみについての説明をお聞きする。

 

続いて

今回の講師である森さん。

自己紹介を経て、早速講座へ。

講師の森さんとは初めてお会いしましたが、講座を始める前に少し活動などの話などを聞くと「自分も目指したい生き方」をされているなと。

 

それは講座が始まると更に実感。

参加者同士が打ち解けるためのアイスブレイク。参加者各自の自己紹介と自分の一番の木の思い出などの語り、そこからの木々についてのクイズ形式での学びや気づきの提供。

 

うまいな~

どれも解りやすい。俺みたいに小難しくない(汗)

森林インストラクターの講習で習ったけれど、講師の話にはその人の「人格力」が出るということを思い出す・・・(焦)

 

その後、スプーン作りに入りましたが材料となる木曽桧に触れて驚き、

 

 

糸鋸で挽いて

 

挽いて

 

削って彫りだして、更に驚き。

 

木目が緻密なのに「柔らかい」。

比べてはイカンと思いつつ、「ここいら」のとはやはり違う。

 

触れただけでは解らない、その木の持つ特性を直に感じました。

 

しかしまぁ

 

集った衆とのやりとりも良かった。何人かは知り合いもいたけれど、初めて逢う方々とも話して笑って。

この人数、場所、材料、講師だからこそ醸し出す「雰囲気」。自分で開催する際にも大切にしたい。

 

さて、自分のはといえば…

切断時に左右対称にならず、さてはてと思ったのですが。

「それもまた 個性」

 

クルミの脂を塗りこんで

 

名前を入れて完成。

 

皆の作品を並べての記念撮影をしましたが、どれ一つとして同じようなサイズもデザインもなく「超個性的」

 

今回、このイベントに参加したのは主催者の四宮くんの「…僕らの暮らしの延長線上でみなさんとの時間がある」という言葉。これに大いに共感したのが大きい。

 

「沢山ヒトが来ればいい」

「お金がイッパイ廻ればいい」

そんなのを巷では幾つも見かけるけれど、何かが違う。

 

その違和感は常に拭えないのだが、彼の主催した今回のイベントではそれが無かった。

もちろん規模は比べるべくもないが、本当にこの場所の暮らしの中で求めているものは何かを考えたとき、従来のイベントでは決して得られなかった「満ち足りた」ものをここでは。

 

まだはっきりとは見えないけれど、自分の目指す方向も「こっち」。

あとは実施に向けて進むだけ。