龍江新聞10月号に掲載されるコラム、デッドボール。
先日龍江公民館で行われた藻谷浩介さんの講演会を聴いての想いと、
胸元へのビーンボールというか、脅しのブラッシュボールというか
それより
当てにいってんじゃねェ?というような内容で寄稿しました。
たぶん編集長は校正せずそのまんま掲載されるでしょう。
以下、本文
中山間地は「農の営み」が基本にあって、その行為から暮らしや景観が成り立っていた場所である。しかし現代は経済的な価値を求めるあまり、農作物などを商品経済の中に組み込み、地域に合った伝統的な営農技術を喪失させ、本来維持されてきた自然生態系との調和からかけ離れつつある。▼多くの人が好ましいと思えるこの景観は、長い年月をかけて祖先らが自らの手で拓き、日々維持してきた田畑や里山がもたらしてくれている。それは現金収入に繋がないけれど、食べるために土を耕し作物を育て、必要な分だけ木を伐るといった行為を通して、自然と人間の相互の助け合う関係を築いた「農の営み」であり、産業ではなかったはずである。▼だがその営みの現状はどうだろう?「買ったほうが安い」「お金にならん」「平日は働いとって土日も忙しい」。もっともな声である。ではその対策は?国や県、市などの行政が推し進める政策や施策に頼れるのか?▼おそらく「否」である。劇的な改善策などはない。小さなまとまりの中で、普段の生活に身近な場所で得られた食べ物やエネルギーを取り入れていく。必要なものは自分たちの手で作り出す仕組みを創り、得られないものは近くの圏内から得ていく。それも「誰かが」ではなく、あなた自ら「当事者」として。T・H
(写真と本文とは何の関係もありません ただ、茜色の空に たそがれたいだけ)
