今日もえっちらおっちら(途中までは軽トラックですが…)山の中へ。 


今日、訪れたのは座光寺地区と上郷地区の間にある「座光富士」。

何しに来たかというと…


昨日少し触れた、熊によるヒノキの皮剥ぎ状況の確認。


この一帯は昨年のちょうど今頃、皮剥ぎの被害が多発した場所。


これが、一年前に皮を剥かれてしまったヒノキなんですが、このようになると…



木は水を上げられなくなり、このように葉を落として枯れてしまうのです。
皮を剥いで人為的に枯らして間伐する方法もあるのですが、この場所は違います。
全て必要とされていたヒノキでしたが、約2割のヒノキにこのような熊による皮剥ぎ被害が認められていました。


調査の結果、今年はまだ熊による被害は認められませんでしたが、



あれ?熊とは違うな



証拠(糞うさぎのフン)がコロコロ。どうやらシカの仕業。シカは角をこすりつける程度ですので、枯れる事はなさそう。しかし植えたばかりの苗木の芽を食べてしまうので、林業にとってはやはり迷惑者なのです。



調査を終えて、山道を歩いていると落ち葉の間に青白い透き通った物体…


ムーミンに出てくる「ニョロニョロ ニョロニョロニョロニョロニョロニョロ 」?



色合いは似てますが、「銀嶺草(ぎんれいそう)」でした。
透き通る姿はとても植物には見えません。まさにニョロニョロ。



見晴らしのいい、崩壊地の山腹復旧箇所から向こうを見る。


あっ!



あそこにもそこにも!あっちにも!!枯れたヒノキが見えます。


おのれ熊め!くまwenner
悪戯にしては度が過ぎるぞ


それとも
植林により多くの種類の木が生える多様な森から、針葉樹ばかりの人工林へと様子が変わってしまった森への熊なりの反撃&警告なのだろうか…


こうした林道も、人の手を加える必要のある人工林を間伐するために必要となってきています。
しかし山腹を大きく削ったり盛ったりと自然に手を加えなければなりません。

……

人間は守備範囲を広げすぎたんかしれん。



そんな事を考えながら林道を降りていくと、



あっ!




ヤマカガシ毒蛇だぁ~ なかなか鮮やかな赤。

この道、極端に交通量は少ないけど、ごくまれに通るで挽かれんように気を付けないよ。



登っていく際には気づきませんでしたが、林道に崩落個所。



2m以上の深さで崩れていました。
路面水が極端に集中したため、崩れたようです。放置すると広がってしまうので管理者へ報告しんと。


その後さらに奥へ



森の中に神秘的な池がありました。




ここは県の天然記念物に指定されている「モリアオガエル」の繁殖地。
産卵はまだのようでしたが、聞いたことのない鳴き声が聞こえてきました。あの声がモリアオガエルだったのかな?



その近くのスギ林なんですが、


ここにも



熊の爪痕。



流れ出た樹液が血のようで痛々しい…



このスギ林は数年前に間伐が済んだばかりだというのに。



くまwennerめェ~

心落ち着かせ、森の中を見渡す



コケに深く覆われた切り株とシダ。




地表だけみればシダシダシダ… まるでジュラ紀の森を見ているかのよう。





はて?




綺麗な花。
なんていう花なんだら?




倒木には「サルのこしかけ」
枯れた木にも生えるんだ。



おっ!搬出間伐やってる!!

これからの間伐は不要となった木を山に切り捨てず、少し経費をかけても運び出す「搬出間伐」が多くなります。搬出した木材は加工するなどして市場に流通させていきます。