地下鉄北大路駅を西へ…鴨川を渡ります。
北大路橋の真ん中に立って北の方角を眺めますと、この方角には牛若丸が修行したと云われる鞍馬山があります。貴船神社にお詣りしたあと鞍馬山の木の根道を歩いて鞍馬寺へ。下りは「鞍馬の火祭」で有名な由岐神社に立ち寄り、最後の仕上げは鞍馬温泉で湯に浸かる…この行程は私のお気に入りですが、もちろん今日は予定していません。
余談ついでに書かせて頂きますと、さらに北上すると花背には片波山という山があるそうですが、この山が別名湯船山というらしいのです。何故ゆぶねやまというのかは知りませんが、山登りに限らず運動の後に湯船に浸かるのは最上のもてなしですね。これからの銭湯行きにも弾みが付きます。
鴨川の両岸には桜が咲き誇っていますが、府立植物園のある左岸(向かって右手)のほうが、右岸に比べてピンク色が強いようです。
橋を渡ってすぐ南側にゆのサインが出ていますので道に迷うことはありません。
そこを右に曲がれば白と緑のストライプの軒先テントの目立つ間口の広い銭湯です。
富士山が描かれた暖簾…右男湯、左女湯です
早速のれんをくぐって番台を通ると
木製脱衣箱に柳行李に格天井
レトロ…です‼︎
女湯との仕切りの鏡の上には欄間…
脱衣所はこじんまりとしているのですが、浴場への入口と大きな窓がガラス張りになっていますので開放感があります。
その手前は2連のジェット風呂です。
噴流はそんなに強くありませんので、ゆっくり浸かりましょう。
噴流はそんなに強くありませんので、ゆっくり浸かりましょう。
水風呂はサウナの対角線、入口右手前に脱衣所に張り出したようにレイアウトされています。サウナに近くにあったほうが機能的ではあるのですが…
カランの数は14。主浴槽を囲むように配置されています。
風呂上がりはやっぱり冷たいビールですね。小腹も空いてきたので虫養いしましょう。
以前行ったお店がこの近くにあった筈…と北大路通を東に歩を進めます。
ありました、桑ぎょうざ処一玄です。
以前は祇園にあったそうですが、北大路に移転して6年目になるそうです。
滅多に経験することのない
シチュエーション…
レトロ銭湯の余韻が相まって
ノスタルジーに浸りました。
【鴨川湯】
京都市左京区下鴨上川原町56