こんにちは、ふらっとサロンの河合です。
最近、
「まだそんな年でもないのに、なんだか疲れやすくなった」
「昔の人のほうが元気だった気がする」
そんな声をよく聞きます。
でも、昔って、どうだったのでしょうか?
そして、今の暮らしには、どんなよさがあるのでしょう?
私自身、60年前の田舎町で育った経験から、昔の生活の中にあった“身体の状態”を思い出すことがあります。
今日はそんな昔と今の暮らしを見比べながら、健康に生きるためのヒントをお届けしたいと思います。
昔の暮らしはどうだった?
添加物の少ない、シンプルな食卓
子どものころ、我が家では庭でキュウリやナス、豆を育てていました。
まっすぐじゃない、トゲの痛いキュウリ
へたの鋭いナス、
見た目はバラバラの豆
でも、味がとにかく濃かったんです。
味噌や醤油も近所の醸造所で作られていて、友達の家の味噌蔵に遊びに行くと、むせかえるような発酵のにおいがして
「これが味噌なんだな」と子どもながらに思ったものです。
冷蔵庫も氷式だったので、買い物は毎日。
インスタント食品もなく、ほとんど手作り。
食べものは新鮮で、体にもやさしかったんだなと、今になると思います。
暮らしは動くことが不可欠
洗濯は川でしていました。
場所によって「ここは野菜洗い用、ここは服、あっちはおむつ専用」と使い分けがありました。
薪を割って風呂を沸かすのも日常。
重たい水を運ぶこともあったし、買い物帰りには野菜や味噌を背負って歩いたり。
エレベーターなんてないから、階段も毎日上り下り。
移動は基本、徒歩か自転車。
何か、特別な運動をしなくても、日常が運動になっていたんですね。
遊びの中で体が育つ
小学生の頃は、休み時間といえば校庭に飛び出してって遊ぶのが基本。
山に虫を捕りに行ったり、川でカニを探したり。
遠足も、名前の通り「遠くへ足を運ぶ」もので、片道10km以上歩くこともありました。
バテるどころか、ワクワクして歩いていたのを覚えています。
でも、すべてが良かったわけじゃない
当時は「運動中に水を飲んじゃダメ」と本気で信じられていました。
炎天下で水筒も持たず、うさぎ跳びなんて今じゃ考えられません。
父は小指を骨折したとき、病院に行かずに縛っていただけで、曲がったまま治ってしまいました。
ケガや病気も「つばをつけとけ」みたいな感じで、ちゃんとケアされないことも多かったんです。
無理な姿勢で家事を行い、矯正なんてもちろんしないので、お年寄りは見事に腰が曲がります。
ほかにも、学校でのしつけや運動のルールには今考えると、無理があり、
体調を崩しても「休む=さぼり」という空気がありました。
衛生面でも不安があり、食品の管理が不十分で食中毒のような症状になることも。
家には氷式の冷蔵庫がありましたけど、十分とはいえないです。
中から生ものを出すとき、祖母は必ず匂いを嗅いでましたね。
川で泳いだりするのはいいけど、はずみで、水を飲み込んだりしました。
一緒に、何を飲み込んでいたんでしょうね。
だから、「昔の方が健康にとってよかった」とは、簡単に言い切れないんですよね。
今の暮らしはどうでしょう?
ひるがえって、今の暮らしを考えてみましょう。
体についての知識がすごく増えた
今は「筋肉のどこを使うと、どう動けるか」がわかる時代。
昔は根性でやってたことも、今は運動学で無理なく、しかも効果的にできるようになりました。
整体やカイロプラクティックだって、
「どの筋肉が弱っているか」
「どこをゆるめればいいか」
がちゃんとわかる。
腰のまがったお年寄りだって、姿勢をよくすることだってできることもある。
昔にはなかった大きな武器ですね。
食の選択肢が豊か
今は季節に関係なくいろんな食材が手に入ります。
冷凍技術も進んで、保存もうまくできるし、足りない栄養はサプリで補えるようになりました。
もちろん、添加物の多さや加工食品のとりすぎは注意が必要。
でも、上手に選べば、昔よりも体に必要なものをきちんと摂れる環境です。
医療や予防の知識もバッチリ
「病気にならないようにする」ための知識が広がったのも現代の強み。
健康診断、ワクチン、生活習慣の改善など、昔なら見過ごされていたことが今は早めにわかります。
でも、現代にも落とし穴がある
便利さゆえに、動かなくても生活ができてしまう時代。
階段ではなくエレベーター、歩く代わりに車、家の中でも座ったままで長時間。
夜遅くまで、テレビ、スマホ、パソコンを見る生活。
その結果、筋力の低下、代謝の低下、姿勢の崩れといった「運動不足由来の不調」が増えています。
また、スマホやパソコンから得られる情報があふれすぎて、逆に混乱してしまったり、寝る前まで画面を見て睡眠の質が下がるなど、情報との付き合い方も難しくなっています。
さらに、「すぐ結果を求める」傾向も強くなりがちで、体の変化には時間がかかることへの理解が薄れ、「効いてない=意味がない」と諦める人も少なくありません。
いいとこどりして暮らせたら
「毎日体を動かす」ことは昔に学び、「体の仕組みや予防の知識」は今の強み。
どっちがいい悪いではなく、うまく組み合わせるのが現代人の生き方だと思います。
たとえば……
- 買い物は歩いて行く(昔の知恵)
- 食材は地元の直売所で新鮮なものを選ぶ(昔の知恵+今の知識)
- スマホを見る時間を減らして、夜はしっかり眠る(今の課題への対応)
- 足りない栄養は、サプリも上手に使う(今の知恵)
昔の暮らしにあった“自然に体を整える工夫”、そして今の暮らしが持つ“正しい知識と技術”。
このふたつを組み合わせることで、無理なく、でも確実に健康に近づけると私は思います。
このブログでは、「今だからこそできる健康づくり」について、
整体やカイロプラクティック、
栄養や運動の視点から、
今後も、お話ししていきたいと思います。
あなたの毎日に、小さな健康のヒントが見つかりますように。
当院では、カイロプラクティックやキネシオロジー、レイキを組み合わせた、「河合式三整法」を用いて、その方に合ったケアを行っています。
気になる不調がある方は、いつでもお気軽にご相談ください。
あなたに合った整え方を、一緒に見つけていきましょう。
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それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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