先日加工した卓上旋盤の自動送りですが、どうせならもう少し大きいギアを使おうと思い直して一番上の74丁を純正の80丁にすることにしました
でもギアがカバーから出てしまうのでカバーを加工しなくちゃいけません
最初はカバーのギアに当たる部分を切って加工しようかなと思ったんやけどわりと手間なのでカバー全体を出すようにします
0.8mmのボンデ板を切ってRのところは切り込みを入れL型に曲げます
切り込みを入れずに曲げると歪んでしまいますからね
L型に曲げても切り込みが角の所で少し見えるのでどこの家庭にもあるファイバーパテで切り込みをふさぎます
乾いたらペーパーかけてプラサフして黒で塗装
こんな感じに出来上がり
本体の方にはM4のタップをたてて、ここに作ったカバーを取り付けます
カバーを留めるボルトの穴を左にずらして穴あけ
元の穴は適当なメクラキャップを取り付け
それとチャックのメインシャフトは細い棒やパイプなら長いまま加工できるように貫通になってるので、その穴も左に広げました
取り付けるとこんな感じ
カバーが前側に出てるのが分かりますね
でもわりと違和感なく取付できました
約17mm前に出てます
それで今日YouTubeで以前よく観ていた同じ卓上旋盤を魔改造してる人の動画を久しぶりに観たんやけど、その人は100丁のギアを3枚使ってました
なるほどもっと減速比を大きくしてもいいのかぁ
でも100丁を3枚も使うとなるともっとギアが出てくるんじゃないかなぁ?
そこでためしに減速比を計算してみました
メインシャフトのギアは56丁で固定です
そこに上側から100丁と純正の33丁・100丁と純正の20丁・100丁で100丁を3枚使う時の減速比は
100/56×100/33×100/20=約27.11
それと上側から純正の84丁を使って新しく24丁・100丁と純正の20丁・100丁で100丁を2枚使って小さい方のギアは純正の33丁を24丁に替えた場合の減速比は
84/56×100/24×100/20=約31.27
数値が大きい方がより減速できているということなので100丁をを3枚使わなくても小さい方のギアをもっと小さくすることでより減速できるということです
ちなみに上側のギアを純正の74丁にした場合は
74/56×100/24×100/20=約27.52なのでまだ100丁を3枚使うよりも減速できてます
これだったらギアがあまり飛び出ることも無く減速を大きくすることができそうですね
ということでギアを発注しようとタロウさんでギアを探してたら普通の平歯車の厚さ10mmがあるじゃんかぁ
先日は見つけることができなくて凸のギアを買って削ったんですけどねぇ
よく見て探せって
早速100丁と24丁のギアを発注しました
ギアが届いたらまた加工して取り付けようと思います