海鳥とイルミネーション | 小笠原のエコツアー

海鳥とイルミネーション


さぁさぁ12月も半ばに入って来ましたね。

父島の気温は約20°と今年は暖かい12月ですが、昨日ようやくイルミネーションの点灯式があり島の中もクリスマスの雰囲気になってまいりました(^^)


なぜ、今の時期に点灯式かといいますと

実はこの島の周りには「オナガミズナギドリ」という海鳥の巣立ちが関係しているのです。


親鳥が地面に穴を掘り卵を産み落とします。

その後、穴の中で雛が生まれ巣立ちまでその巣穴で過ごすのです。


そうして11月下旬〜12月中旬頃に巣立ちを迎えるのですが、彼らの巣立ちは夜なのです。

初めて空に飛び立つ若鳥達は街が明るいとその灯に引き寄せられるように不時着してしまいます。


なので、不時着しないよう街中のライトアップは若鳥達が巣立ってからのイルミネーション。





この島の人々が生き物達を思っての配慮ですよね(^^)


さぁ2023年も残りあと少し!

まだまだ楽しんでいきますよ〜。

今便もよろしくお願いします♪

すず