小笠原のカニたち | 小笠原のエコツアー

小笠原のカニたち


南島で撮った写真。


扇池でオオイワガニに捕食されているアオウミガメの子供です。

この時期はウミガメの産卵、孵化シーズンですので南島ではこのようなシーンを良く目にします。

このオオイワガニの面白い生態は、危険を感じると素早く岩陰や水中に隠れるのですがその際、横だけでなく前にも走ります!

南島に行った際は確かめて見てください!


オオイワガニの他にも小笠原には様々なカニの中間がいます。今日はその一部を紹介しますね。




この2種は主にナイトツアーで見ることができる、ツノメガニ(左)とミナミスナガニです!

どちらもスナガニ科で似たような生態をしています。

危険を感じると素早く巣穴に入るか、波打ち際の水中へ走り込んで逃げます。ですが逃げられないと分かると固まって動かなくなるのでその時が観察のチャンスです!







この2種は主に南島のタコの木やクサトベラの日陰などで見ることができます。

オオカクレイワガニ(左)とカクレイワガニ(右)です。

名前にレイワが入っている事から年号が令和に変わった際にちょっと注目され、各地の水族館などで展示されるようになったカニたちです!



続いてはこのカニたちです!



オガサワラベニシオマネキ(左)とオガサワラクロベンケイガニ(右)です!

この2種は小笠原諸島の固有種のカニで主に河川の干潟で見ることができます!

オガサワラベニシオマネキに関しては父島のかなり限られた場所にしか生息してなく、そのことから201926日に種の保存法に指定され、保護種となりました!



小笠原には今日紹介しきれなかったカニの中間がまだまだ多くいます。ツアー中多く目にする事のできるカニもいて、面白い生態や特徴を持った種類も多いいので、また後日の記事に紹介しようと思います!お楽しみに!


りょうた