今朝エスカレーターを上っていると、後ろを歩く人の足が当たって片方の靴が脱げ、それに気づいた後ろの男性は数回謝りながら靴を拾って履きやすい位置に置いてくださった。
細部まで綺麗にできていたかどうかとの不安と、靴に触れさせてしまった申し訳なさが頭を過って、謝罪と感謝の気持ちを伝えながらも直視できなかった。スーツを涼やかに着こなす若い男性だった気がする。
普段ある程度のケアをしてるつもりでも、ふとした瞬間だと恋愛対象として見る見られる関係なく、ドギマギすることもあるんだなぁ。
男女逆でもきっと同じかも?
御伽話のように魔法で綺麗になったり、何かが起きるわけじゃない。
自分が好む美しさがあるなら、そのエッセンスを自分こそ忘れずにいたいな、なんて思った。
人によっては気にならないかもしれない。
だけど私は、たまに「あのおばちゃんが、」なんて話を小耳に挟んだりすると、歳を重ねるのが少し心配になったり、ドキドキすることもある。
知らない間にそんな風に言われてたら悲しい。
私は年齢に関わらず、ずっと女性として尊重されたい。
昔私を好きだと言ってくれた人と突然出会っても、今も素敵だなって思われたい。
そういう意味で、靴に触れる、足を近くで見られるって、思わずドキッとして、その気持ちをより自覚して、自分なりに日々の努力を重ねていこうと改めて思う。
素敵な靴を履いたから、それだけで素敵になるわけじゃない。
日々の積み重ねが美しさの源。