原爆による被害の話や写真が忘れられず、話の流れで成功を祝う人たちの姿を観ることになるのが耐えられないのではと、今まで観れなかった。でも彼の複雑な心情も伝わってきて、思ったより冷静に観れた。
国を想い、世界が平和になると信じ、物理学者として最善を尽くす。想像以上の犠牲と被害をもたらす、世界を破壊しうる力を生み出し、その力によって世界の流れが変わる。変わらないのは混沌としていること。創り出した重みは彼にしかわからない。
作るまでの大変さ、実験の際の大気に無限に引火して世界を破壊するかもしれない可能性もゼロではない恐怖…技術的に成功しても、それが終わりじゃない。
世界でも1番名の知られた物理学者でも、世界の流れを自分たちの力で変えようとする意思には良くも悪くも種々様々あり、政治力や人を自分の望む方へ動かす知恵、心理の影響をわかっているかはまた別。力にもいろんな力と方向性がある。もちろん実際のことはわからないけれど。ここまで人間の世界における複雑な状況や心情を様々に時系列を混乱させずに作り上げる監督の力量はすごいと思った。











