今とても華やかで美しいパレードや晩餐会など、イギリスでの様々なお写真を見ていたら、私がずっとSNSで繋がっていた方が晩餐会に出席してらっしゃったことを知って驚いた。
ロイヤルファミリーの方々や陛下と言葉を交わしたり、握手をしたりと、とても素晴らしい時間を過ごされたようで、本当に嬉しかった。
というのも私にとっては、その方はある意味とても特別な方だった。
私の心が苦しいままに常に何かを探していた頃、日本では未翻訳のフランス語の作家の文章をいくつか訳してくださって紹介してくださっていたSNS上のグループをたまたま見つけたことがあった。
少人数だったけれど、感性がとても繊細で、素敵で、訳も本当に美しく、言葉を大切にしてらっしゃるのがよく伝わってきて、あの時の私の求めていたものがあった。
本当に特別だった。
全部印刷して、お気に入りのクリアファイルに入れ、心のお守りとして持ち歩いた。
何度目を通したかわからない。
だから私にとっては、その方がどんなお仕事をされているとか知らなかったし、もちろんプライバシーの尊重のために踏み込もうともしなかったので、
こういった晩餐会に参加されるということも想像もしていなかった。
お写真で拝見して、わぁと驚き、でもあの紡ぐ言葉の美しさに知性と感性が溢れていたので、こういったご活躍を知れたのはとても嬉しかった。
SNSは悲しいこともあるけれど、素敵な出会いがあるものだと改めて感じられた。
今思い返してみると、SNSがあるから出会えたことというのは他にもあるから、本当に有難いことだ。