しばらくブログを更新していなかったうちに、今年も残すところ1ヶ月を切りました。

年の瀬を前に瀋陽の最低気温は-22℃。文字通りまつ毛も凍る毎日です

思えばこの1年は転々としていたような気がします。
が、それはまた2012年がもう少し終わりに近づいてから書こうと思います


 さて、以前ブログに書いたように私のデスクは日本語科の職員室にあります。

しかし!
ここにきて、居場所がまた一つ増えました(^^)
 私のデスクが二つになったのです!!

どこかというと、
中学2年生の職員室

私がよく一緒にいる日本語科の先生が中学2年の所属で彼女が日本語科の部屋にいないと私は一人になりやすいということや、中学2年生は私も授業を担当させてもらっている関係から、そこに私のデスクを設けてくれることになりました。

初めは軽いノリで「来てみなよ。」って話されたのですが、話は少しずつ大きくなって
ついに副校長先生からも「行ってみてね」とのこと。

少し緊張ぎみに転校生のような気分で新しいデスクへと向かうと、
中学2年生の先生方は「欢迎!欢迎!」と言ってとても歓迎してくれました!!
女の先生ばかり9人が集まるこの職員室は、ちょっと寒いけどいつも明るい雰囲気です

そして、この部屋の先生方は日本語への関心が強い!!
自分で日本語のテキストを買って勉強していたり
私に「花岡先生、今日、授業はありますか?日本語、勉強したいです。」と言って(日本語で!)
授業を見に来たりしてくれます。
組長先生(怖い人ではありません。学年主任の意味です。)に至っては「ハナオカ!」と大声で呼んでくれます。
はじめて聞いたときはかなり驚きましたが、嬉しい(*^^*)


 もちろん、デスクが二つになった今も日本語科の職員室は使っています!
日本語科の先生が集まりやすいのはこっちのほうですし、生徒との朗読練習もします。
何より暖かいのが魅力的です


 そんなこんなで、二つのデスクをどう使ったら楽しい学校生活になるか模索中の日々をお伝えしました。
お久しぶりです!!

約2週間ぶりの更新となりました

早いもので、そろそろ任地・蘇家屯に来てから3週間です。
北京で語学訓練を受けていた期間と同じだけが過ぎたなんて、
ちょっと信じられないくらいです。

よく、新しい環境には

「3日→3週間→3か月→3年」

で慣れると言われますが、すでに3週間が過ぎていこうとしています。
確かに最初の3日間に比べたら、今はだいぶ慣れつつあります。
アパートも完全に“私の家”という感じ


そんななか、まだまだこれからなのは

『授業と冬』

配属先の学校には、日本語科の職員室があります。


校舎の4階。南向きなので、日当たり良好
私の席は左側の窓際です。

日本語科には私以外に4人の中国人教師がいます。
そのうち2人はクラス担任を持っているため、この職員室にいる時間はあまりありません。
ちょっと残念だけど、毎日ここで授業準備や作文添削などをし、
職員室に来る先生と日本語でおしゃべりをします

肝心の授業はというと、現在は週11コマを担当しています。
中学1・2年生と高校1年生。おもに作文と聴解・会話です。

教壇デビューしたての私にはまだまだ準備も時間がかかります。
そんな中、きのうはなんと高校1年生の授業直前に日頃その学年を担当している先生から「今日の授業はこのテーマで…」ともちかけられました!!

内心「えー!!!もう準備してたんだけど!っていうか今から準備!??」
と動揺しまくり。頭はフル回転です!

でも、こうなったらやるっきゃない

必死で残りの時間を使って「見てろよー!」と準備を始めました。

結果は…。やっぱりうまくいきませんでした
授業自体、何とか形にはなっていたけど、学生には理解しづらい内容に。
うーん、突然だったとはいえ悔しいですね。
柔軟な対応を求められることは覚悟の上でしたが、まだまだですね。

「この2年間で、どれほど臨機応変に対応できるようになるかも楽しみ」
と、前向きに受け取ってまた来週からの授業を頑張ろうと思います


もう一つまだまだなもの『冬』は…

これから体験していくしかない!!


ちなみにこの写真は先々週撮りました

この先、さらに20度以上下がるなんて。
考えただけで寒い




蘇家屯に来て早々、瀋陽で開かれた日本人会関係の集まりに行ってきました!

瀋陽に行くと言っても、来たばかりの私には簡単なことではありません

行きはバスに乗っていくことにしたのですが、時間がかかるため、少し早めに出ました。
日本語科の先生方は当然、お仕事があります。
なのでバス停はきのう一緒に行って確認してもらいましたが、今日行くのは私一人です。

現在、蘇家屯は道路を工事中ということで、バスのルートが変わっています。
しかもバス停の表示は変更前のものなので、まったくあてになりません。
完全に逆方向のバス停が立っているところで乗ったりします。
はじめてのバス、不安です…

しかし、バス停で一人待っていると救世主が現れました!!
その名も「劉さん」
62歳のおばあちゃんです。

一人でバスを待つ私に劉さんは話しかけてきました。
もちろん完全なる中国語で。
どうやら私を地元民だと思っている様子。
そこで、思い切って話の腰を折り、こちらから話しかけてみました。

私「すみません、私は外国人です。ゆっくり話してください。」

劉さん「そうなの、見ただけじゃわからないね。どの国?」

私「……日本です。」

劉さん「気にすることはないよ!どこに行きたいの?」

私「瀋陽です。このバス停のバスは瀋陽に行きますか?」

劉さん「うん。私も同じほうに行くから一緒に乗ろう。」

なんて幸運
ここで会ったのが劉さんでよかった!!

その後、劉さんはバスの乗り方やお金の払い方を教えてくれ(本当は知ってたけど、ありがたいです)、
乗っている間もバスのこと、私の活動のこと、劉さんの家族のことについておしゃべり。
更にわざわざ同じバス停で乗り換えてくれて、「ここで降りるんだよ」と送り出してくれました。
最後は「またね、またね。」と握手までしてお別れ。
また蘇家屯で会えるといいな


行きはバスでしたが、帰りはタクシーです
なぜなら、蘇家屯のバスは夜8時代で終わります…。
夕飯でも食べてちょっと遅くなろうものなら最終バスは過ぎています。

日本人会の人にタクシー乗り場に連れて行ってもらい、
運転手さんに「蘇家屯に行きたいんですが、いいですか?」
と聞いてから乗車。
「いいよ」と言って乗ったのに、
この運転手のおじちゃんあんまり蘇家屯のことを知らない模様。
「普段、蘇家屯はいかないよ~」と笑っているのはいいけど、どうするつもり?
「とにかく行こう」といって走り出したタクシー。
不安もありつつ、せっかくだから会話をしてみることに。

瀋陽から蘇家屯まで、バスだと1時間以上だけど、タクシーだと40分くらい。
その40分間、ほとんどおしゃべりしていました。
家族のこと、年齢のこと、瀋陽のこと、私の活動のこと…。
はじめ、おじちゃんは私を韓国人だと思っていたみたいで、
「中国人も韓国人も、日本人も同じ見た目だからな。」
と笑っていました。

そして蘇家屯まで行くと、
「窓を開けて」と言われ、言われるがまま開けると…、
なんと!横付けしていた別のタクシーの運転手に学校の場所を聞き出しました!!

最後はアパートの入り口の前にタクシーを停めてくれたおじちゃん。
優しかったです


今日ははじめてのバス&タクシーにドキドキでしたが、周りに助けられました。
感謝、感謝