石川町の猫啼温泉にある「式部のやかた 井筒屋」さん。
男女別の大浴場(内湯・露天風呂)があります。
男湯は「いざなぎの湯」、女湯は「いざなみの湯」です。
男女の入れ替えはないようです。
脱衣場には、「猫啼温泉の由来」が掲示されています。
愛猫が上京した和泉式部を慕い、啼き続けたことが「猫啼」の地名の由来とのこと。
重病になった愛猫が泉に浴して癒えたことから、その効能に気付いたといいます。
自家源泉を持ち、泉質はアルカリ性単純弱放射能冷鉱泉、pH値は10.1です。
加水はありませんが、加温、循環・ろ過、塩素消毒はあります。
内湯は、和泉式部と愛猫を描いた色鮮やかなタイル絵が印象的です。
無色透明・無味無臭のお湯ですが、「ラドン」が含まれています。
微量のラドンは身体の免疫力を引き出す「ホルミシス効果」があるそうです。
ラドンは空気中に拡散し、吸うことで一層効果が深まるとのこと。
湯口から勢いよく温泉が出ているので、湯けむりをより多く吸収できます。
湯口にも、和泉式部と愛猫が彫られています。
露天風呂はとても心地よいのですが、効能からすると内湯の方がよいようです。
とはいっても、やはり露天風呂にも浸かりたいところ。
結局、内湯・露天風呂とも、夜2回、朝2回、合わせて全部で5回入りました。
「ホルミシス効果」があるという、ラドン(ラジウム)温泉を堪能しました。