京都・旧御室御所「仁和寺」その1 御殿 | 気ままに☆旅の雑記帳

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888(仁和4)年に創建された、真言宗御室派の総本山「仁和寺」。
代々皇族が住持を務めてきた格式高い門跡寺院です。

江戸時代の建築で、京都三大門のひとつ「二王門」から広い境内に入ります。

 

 


応仁の乱でほとんどが焼失し、現在の伽藍は江戸時代初期に再建されたものです。
紫宸殿を移した「金堂」をはじめ、「御影堂」「五重塔」「二王門」などは、当時の建物です。

 

 


「二王門」をくぐると、すぐ左手にある「御殿(本坊)」。
「宸殿」や「白書院」「霊明殿」など7棟と、「北庭」「南庭」「茶室」からなります。

 

 


1887((明治20)年に焼失したため、ほとんどの建物は明治以降のものです。
御朱印は、御殿大玄関でいただくことができます。

 

 


1890(明治23)年に「仮宸殿」として建てられた「白書院」。
その後、「宸殿」が再建されて、「白書院」と呼ばれるようになりました。

 

 


襖絵は松を主題にしたもので、1937(昭和12)年に福永晴帆が描いたものです。
 

 


前面の庭園は、宸殿の南側にあることから「南庭」と呼ばれています。
正面に「勅使門」、右手に「皇族門」が見えます。

 

 


「黒書院」は修復工事中で、拝観できませんでした。
 

 


儀式や式典に使用される、御殿の中で最も重要な建物「宸殿」。
現在の建物は、1914(大正3)年に再建されたものです。

 

 


宸殿の北側にあることから、「北庭」と呼ばれる池泉式の庭園。

奥に五重塔が見えます。
 

 


現在の庭園は、日本庭園の先駆者と称される7代目小川治兵衛の作庭です。
 

 


宸殿は、上段の間、中段の間、下段の間の3室で構成されています。
内部の絵画はすべて、原在泉によって描かれたものです。

 

 


将棋の「竜王戦」が、こちらの宸殿で開催されています。
昨年は藤井聡太竜王と広瀬章人八段が対戦し、藤井竜王が勝利しています。

 

 


1911(明治44)年に建立された、歴代門跡の位牌を安置する「霊明殿」。
扁額「霊明殿」は、近衛文麿によるものだそうです。

 

 

 

御朱印は2種類、直書きでいただきました。
 

 

 

切り絵御朱印「白銀の五重塔」もいただきました。

白銀に輝いている五重塔が、繊細な切り絵で表現されています。