江戸時代に北前船の寄港地として発展した、佐渡市小木地区にある集落「宿根木」。
宿根木の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
日本海からの潮風から集落内の建物を守る、竹でできた「風垣」。
「大浜」と呼ばれている風垣の前の駐車場から、宿根木の町歩きをスタートしました。
人が歩く中央がすり減った石畳に歴史を感じる「世捨小路」。
名前の由来ははっきりしませんが、葬儀で必ずここを通ったからという説が有力とのこと。
世捨小路には、幕末の蘭学者・柴田収蔵の生家があります。
柴田収蔵は、蘭学のほか、医学・天文地理学を極め、数多くの地図を残した人物です。
世捨小路の先にある階段を上がると、特徴的な屋根の集落と海が一望できます。
宿根木の屋根は、「石置き木羽葺き屋根」と呼ばれています。
江戸時代後期から明治にかけて財をなした廻船主の邸宅「清九郎」。
建物の内部が一般公開されているので、見学しました(別の機会で紹介します)。
1921(大正10)年に建てられた、洋風建築の「旧宿根木郵便局」。
緑色の外観がひときわ鮮やかなのですが、不思議と宿根木の雰囲気に合ってます。
三角形の敷地に立つユニークな形の木造家屋「三角家」。
1846(弘化3)年の水害後に移築されたもので、敷地に合わせて建てられたそうです。
吉永小百合さん出演の「JR東日本 大人の休日倶楽部(宿根木散策篇)」で紹介されてから、
宿根木随一の人気スポットになっています。
“味”のある「塩」の看板。
2006(平成18)年まで、住んでいた方が塩販売や新聞配達などをされていたそうです。
宿根木の町並みは見どころが満載のため、その2に続きます。