1月22日、胎内市にある「乙宝寺」へ行きました。
聖武天皇の勅願によって、行基菩薩、婆羅門僧正の2人の高僧が開山した古刹です。
乙宝寺にまつわる“お猿の伝説”は、『今昔物語集』に「写経猿」として載っています。
寺の裏山に住む2匹の猿が写経の功徳で人間に生まれ変わったという話です。
奈良時代の創建当時の古材が使われている「仁王門」。
鎌倉時代に制作された仁王像は損耗が激しく、修復が進められています。
向かって右側の阿形が修復中で、“お留守”でした。
「手水舎」にある龍の口から勢いよく水が湧き出ていました。
弘法大師が独鈷杵で突いて湧き出したことから「独鈷水」と呼ばれています。
「新潟の名水100選」にも入っている清水です。
1620(元和6)年に建立された「三重大塔」。
国の重要文化財に指定されています。
堂内の地下に「宝物館」がある「大日堂(金堂)」。
“お猿の伝説”の写経(木皮経)、釈迦の左眼を納めた舎利塔などが展示されています。
宝物館は「コロナ禍が落ち着くまで当面の間休館」とのことで、お預けとなりました。
堂内で参拝し、御朱印をいただきました。
御朱印は直書きしていただきました。
他にも各種霊場の御朱印がいただけるようです。