梶芽衣子@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
自分の子供の頃から、ずっとカッコいい女優さんと思っていた・・・
梶芽衣子さん
御自身の映画の主題歌を中心に歌手としてもご活躍ですが・・・
この度、6年ぶりに、「7(セッテ)」というアルバムをリリース
発売記念ライヴも行われるとのこと
数年前に、Billboard Live公演があり、行きたかったのですが・・・行けず
今回も難しいと思っていたのですが・・・
直前になり、ラッキーにもチケット入手
5月22日(日) SHIBUYA PLEASURE PLEASUREです。
渋谷 The Primeの6階、映画館だったところが、コンサート・ホールに
ここに来るのは、そのこけら落し、センチメンタル・シティ・ロマンス以来です。
混んでいたので、階段で6階へ、尚、ここはドリンクが必要とのこと
(センチ~の時、そうだったか・・・経営が変わったからか・・・)
ビールを買って、客席へ、1階の後ろの方ですが、段差がありキャパも狭く・・・
ステージ全体がよく見えます。
開演予定時刻16時を数分回ったところでライトダウン
BGMとしてかかっていたRod Stewartの音量が大きくなり、メンバー登場
バンド・リーダー 鈴木慎一郎さん中心にステージには5人
ドラムスが力強く響いて、演奏がスタート、そしてステージ右側から・・・
梶芽衣子さん登場
カッコいい、白いスーツでキマっています。
1曲目は、ニュー・アルバム「セッテ」から、「愛の剣」でスタート
3拍子のリズムに合わせて、パワフルに歌うロック・ナンバーです。
「Pleasure Pleasureへようこそ、梶芽衣子です。・・・」
続いても、同じアルバムから、「心焦がして」、やや軽快なテンポで・・・
バックの力強いプレイが、梶さんの歌をさらに盛り上げていきます。
そしてさらに勢いは増して、「星空ロック」、こちらはノリノリのロックン・ロール
サビの部分がポップなナンバーで、場内も盛り上がります。
「ようこそお越しいただきました・・・日曜なのに有難うございます・・・」
ロンドンのレコード会社が、昔のアルバムを新しく出したいと言ってきた・・・
それが新しく生まれ変わって、フランスのチャートにも入ってきたとのこと・・・
ここで場内から拍手喝采です。
そして「新しい曲はないのか」と言ってきたので、レコーディングすることに・・・
短期間だったので、(ここにいる)鈴木慎一郎さんは大変な思いをされたよう・・・
アルバム・タイトルは、梶さんが「7」に縁があるから、とのことだそうです。
「あと10年はいけるかな。」と梶さん、場内はまた拍手
「セッテ」収録曲の詞は、「鬼平犯科帳」での仲の良い方等に書いてもらい・・・
「慎ちゃん(鈴木慎一郎さん)に曲を頼んでおいたら、4曲書いてくれていた・・・」
・・・ということで、先ずは・・・「女...」、こちらはポップス演歌調、バックは力強く・・・
カウントが刻まれ、ややアップ・テンポになり、「虫けらたちの数え唄」
ロック調で、「あれから10年経ちました~」との歌詞が印象的・・・
今度も軽快なビートで、「真ッ紅な道」、「セッテ」の1曲目
こちらもポップス演歌調で、エレクトリック・ギターもフィーチャー
キーボード🎹、ギターのイントロから、パワフルに、「恋は刺青」
梶さんの言われる通り過激なタイトル、ロック・サウンドをバックに熱唱
パワフルに聴かせ・・・「セッテ」から4曲続きました。・・・
ここで鈴木慎一郎さん、ステージ中央に・・・・
「今回全てやってもらった鈴木慎一郎です・・・」と梶さん
「本日はありがとうございます・・・緊張してます・・・」と慎一郎さん
ここから2人のトークに・・・
梶さんの担当ディレクターの方が連れてきた赤ちゃん👶が・・・
鈴木慎一郎さんだったとのこと・・・
慎一郎さんはお父さんの仕事がら、色々なレコードを聴いて育ったとのこと・・・
「ロックは難しい・・・」と梶さん、「挑戦するのがロック」と慎一郎さん
ここでまた拍手、「~ロックって映画やっているじゃないですか」と・・・
「美空ひばりさんもロック・・・」「歌ってメチャクチャ楽しい、気持ちいい・・・」
・・・音楽トークが続きました。・・・
ここで、今日は「母の日」ということで、慎一郎さんから・・・
「日本エンターテインメント界の母である梶芽衣子さんへ・・・」
「有難うございます・・・」とお花にプレゼント
続いてメンバー紹介、ギターは25年の付き合いのイサオさん
ドラムスは大抜擢のKANGOさん、今日はご家族が来られているとのこと・・・
ここで客席に感謝の言葉も・・・
ベースも古い付き合いのイチローさん、キーボード🎹は、30年近くの友人
作曲もされている酒井ミキオさん
・・・ということで、酒井さんと梶さん、2人だけで、「とばり」
美しくピアノ🎹が、三拍子で響く、優しく歌って聴かせていただきましたが・・・
歌詞を間違えたとのことで、2回、聴かせていただきました。
再びメンバーが戻ってきて、「私が言っていること、と慎ちゃんが作った」
そんなことを言われて、「上等じゃない」、ハードなロックン・ロール
ドラムスもパワフルにノリノリに歌う梶さん、ギター・ソロも・・・
「ブラボー」と・・・大盛り上がりです。
「今日ここで歌わせていただけるのは心の底から幸せと思っています」と梶さん
お母様がイタリアで77歳で亡くなられたとのこと、その年になったということで・・・
「セッテ」は、イタリア語で「7」、そのような思いも込められているとのこと・・・
曲の方は、「セッテ」から、「それだけで...」、こちらは、ロック・バラード
スローにじっくり聴かせ、そして、平尾昌晃先生が「いい曲書くね」と言った・・・
「修羅の花」、そう、梶さんの代表曲、ポップス演歌調・・・
パワフルに聴かせ、エレクトリック・ギターも歌を盛り上げ・・・
ここで、ステージを後にされました。・・・
・・・
アンコールの手拍子の中、再登場
「アンコールは他人の歌はどうですか」と言われたとのことで、それなら・・・と・・・
「舟唄」、ピアノ🎹のミキオさんと2人だけで・・・
梶さん、八代亜紀さんと声が似ておられるだけに、お客さんも感激
静かに歌い終え、「八代さん、安らかに・・・」と、締められました。
「まだ歌ってない歌があるんですけど、最後に良いですか」
そう、勿論、「怨み節」、ロック色の強いアレンジに、「待ってました」
「馬鹿な、バカな、馬鹿な女の怨み節~」、過激な歌ですが、大喝采です。
ここで再び梶さん、ステージを後にしますが・・・
すぐに戻ってきて、「なんでみんな来ないの・・・」と・・・
「もう1曲やりましょう、同じ曲でいいんですよ・・・」と慎一郎さん
・・・ということで、もう一度、「愛の剣」、やはりドラムスから・・・
3拍子で力強く、梶さん、最後の力を振り絞って熱唱、グランドフィナーレ
「皆さん、有難うございます、77歳は忘れます、また来てくださいね」
今度は、梶さん、メンバーとともにステージを後に・・・
感動の1時間40分のライヴは、幕を下ろしたのでした。・・・
小学生の頃、見ていた三船敏郎さん主演のT.V.シリーズ「荒野の素浪人」
そこで「からっ風のお文」という女旅ガラスの役で出られていて・・・
梶さんを知ったのはそれが最初と思います。
その後、大ブレイクした「女囚さそりシリーズ」は、小学生ゆえ・・・
さすがにリアルタイムでは見ていませんが(笑)・・・
「寺内貫太郎一家」とかにも出られていて、兎に角、化粧ッ気ないのにカッコいい
そんなイメージでした。・・・
ただ・・・宇崎竜童さんとの「曾根崎心中」以降は、自分も見ることも少なく・・・
「鬼平犯科帳」もほとんど見ていないのですが・・・
今回、待望のライヴ初参戦、最高の時間を過ごせました。
この日、同じ座席列にいた若い男性、一緒に来ていた上司と思われる女性に・・・
「素敵な方ですね。・・・」
しみじみと・・・全てを物語っていると思います。
今後、まだまだやっていくと言う、梶芽衣子さん
次回もどこかで、是非
そして無類のパワーをいただけることを・・・そう思っています。