第11回「全音楽界による音楽会」3.11 チャリティコンサート@サントリーホール
東日本大震災から、13年・・・
2024年3月11日(月)
第11回「全音楽界による音楽会」 3.11 チャリティーコンサート
サントリーホール 大ホールにて開催です。
毎年ご案内はいただくものの、名古屋~東京の自分としてはなかなか予定が合わず
今回、遂に参加させていただくことができました。
南北線六本木一丁目駅🚉から、サントリーホールまで・・・
途中で出会ったご年配の男性と話をしながら、歩いて行きました。
既に寄付金は収めていたので、チケットを切って、場内へ・・・
自分は1階席、何と自分の周囲には、日本人なら誰もが知っているようなVIP
そのような方がたが何人も居られました。
18時が近づき、「3.11チャリティーコンサート有志オーケストラ」ご入場・・・
定刻となって、ステージ上には、司会と発起人の先生方・・・
総合司会はお茶の間でお馴染みの露木茂さんと永井真理子さん
発起人は、湯川れい子先生、三枝成彰先生、林真理子先生、コシノジュンコ先生
代表して湯川先生、震災孤児遺児の育英のために作られた「3.11塾」について・・・
今回、出演者は、ノー・ギャラ、ホール使用料も無償、その他諸経費もほぼ無償・・・
続いて、塾生である医学生2人の感謝の意をこめた挨拶もありました。
さてコンサートの方は、クラシックから演歌まで・・・10時近くまで休憩なしとのこと
先ず登場したのは、さだまさしさん、そして指揮は、渡辺俊幸さん
さださんは「いのちの理由」を熱唱、震災で書いた歌ではありませんが・・・
「私が生まれてきた訳は、何処かの誰かを救うため~」とまさにうってつけの歌
続いて、クミコさん、こちらは美輪明宏さんでお馴染み「ヨイトマケの唄」
「父ちゃんのためなら、エンヤコラ~」力強く歌われました。
一転、白いスーツで登場した4人組、LE VELVETS、歌は湯川れい子先生作詞
「ROMANTiCA~愛の祈り~」、テノールからバスまで4人交互に聴かせました。
華やかなドレスで登場したのは、島田歌穂さん、この方と言えば、やはり・・・
ミュージカル『レ・ミゼラブル』より、On My Own、日本語で熱唱
ピアノ🎹は、島健さん、ここで渡辺俊幸さんもステージを後にします。・・・
指揮者は、お馴染み大友直人さんに、桜井万祐子さんが登場
歌劇『カルメン』より「ハバネラ」、ドラマチックに歌われ、拍手喝采
続いて、樋口達哉さん、テノールで、歌劇『トスカ』より「妙なる調和」
再びソプラノの 市原愛さん、歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」を美しく歌い
そして・・・ヴェルディの歌劇『椿姫』より「乾杯の歌」、誰もが馴染みの歌
演奏が始まって登場したのは、頭に被り物を付けたマリア・セレンさん
最初、テノールで歌い始め、そして向きを変えて、今度は、ソプラノで・・・
場内騒然、一人二役を演じ、圧巻、ここまで歌劇曲が続きました。・・・
ここで、大友直人さん、オーケストラの皆さんはステージを後に・・・
代わって、ステージに登場したのは、TOKUさん1人・・・
勿論、トランペット奏者🎺でいらっしゃいますが、ここでは無伴奏で歌
Dream A Dream、交互にトランペット🎺も聴かせました。・・・
今度は全く一転して純邦楽、小鼓の麻生花帆さん、箏の榎戸二幸さん
お着物で登場、お2人による「薄紅の季節」、こちらも力強く響き圧巻の演奏
今回の中では異色なだけに、拍手喝采でした。
ステージには、コシノジュンコ先生が居られる「神楽坂女声合唱団」が入場
歌は「民衆の敵」、指揮は辻志朗さん、ピアノ🎹は黒尾友美子さん
ここでは日本語詞で歌われました。
今度は、湯川れい子先生が居られる「東京女声合唱団」が代わって入場
歌は、「好きにならずにはいられない」、勿論、Elvis Presleyの・・・
メインで歌われるのは、五木ひろしさん、白いスーツで登場
日本語詞は、湯川れい子先生、ピアノ🎹は、紅林弥生さん
今回、合唱団の方は、五木さんをバックアップする形で聴かせました。
ここからは、クラシックのソロ、先ずはサックス🎷の上野耕平さん
「ワルツ形式によるカプリス」・・・パワフルに聴かせ・・・
続いてヴァイオリン🎻の服部百音さん、「クレオパトラ op.34」
こちらは美しい音色を響かせ、後半は弦を弾いておられました。
ステージ中央には、グランドピアノ🎹、そこへ、横山幸雄さん
ピアノ曲といえば、ショパン、「バラード第1番 ト短調 op.23」を力強く・・・
一転して、チェロの宮田大さん、「セロ弾きのゴーシュ」といえば、宮沢賢治
御自身でアレンジされた「星めぐりの歌」をソロで・・・
そして再びピアノ🎹、今度はお馴染みの仲道郁代さん、ロングドレスで登場
やはりショパン、「ボロネーズ第6番 変イ長調「英雄」 op.53」
さすが、ベテラン、ドラマチックな構成で、しっかり聴かせてくれました。
続いてピアノ🎹に着いたのは、何と内閣官房長官の林芳正さん
御自身の歌で、Let It Be、サックス・ソロ🎷は、林哲郎さんでした。・・・
この後、再びオーケストラの皆さんが、入場、指揮は、大友直人さん
先ずはヴァイオリン🎻の大谷康子さん、ソロでモンティの「チャルダッシュ」ここからは、独唱が続き、先ずはテノールの苗田博昭さん
ヴェルディの歌劇『運命の力』より「天使のようなレオノーラ」
続いてチャーミングな白いドレスで登場した、ソプラノの小林沙羅さん
歌劇『ワリー』より「さようなら故郷の家よ」、美しく響き渡りました。・・・
そしてこちらはお馴染み ジョン・健・ヌッツォさん、黒のスーツで登場
テノールで、こちらもお馴染み プッチーニの歌劇『トゥーランドット』より・・・
「誰も寝てはならぬ」、ポピュラーな曲だけに場内も大喝采です。
ステージには、cobaさん登場、アコーディオンといえば、この方
場内からも大声援、曲は、Campana、cobaさんの動きにも大盛り上がり
この後、指揮は、渡辺俊幸さん、そして一緒に綺麗な着物で登場したのは・・・
坂本冬美さん、曲の方は、ラヴェルの「ボレロ」がプレイされ、続いて・・・
「風に立つ」、熱唱する冬美さん、まさにクラシックと演歌の融合でした。
コンサートも終盤へ、今度は、「六本木男声合唱団ZIG-ZAG」、大人数ゆえ・・・
ステージ後方に3列、歌は三枝成彰さんのカンカータ「天涯」より「第8曲」
リードを歌う、ボーイソプラノは、太田拓実さん、重厚なコーラスをバックに・・・
透き通った歌声が響き渡りました。・・・
尚、太田さんは13歳、ほぼこのコンサートの直前に決まったとのことでした。
そしてトリを飾るのは、五木ひろしさん、今度は燕尾服で登場
曲は、小椋佳さん作のお馴染み「山河」、指揮は渡辺俊幸さん
オーケストラをバックに、壮大なスケールで、最後を飾りました。・・・
音楽会が終わり、ステージ上には、発起人の皆様と司会のお2人・・・
また、「3、11、塾」の諸先生方が、プラカードを掲げて登壇
そこには、この日の募金総額が・・・2千万円を超えていました。
スケールの大きなコンサートもお開き、時計は22時に近づいていました。・・・
音楽の力で何かができる
それを断言するのは、難しいと思います。
ただ、音楽によって、測り知れないパワーが生まれる
これは確かなこと・・・改めて実感したこの日のコンサートでした。・・・
・・・で、この日、自分が何をしたか・・・というと・・・
寄付金を出して、参加ミュージシャンンの音楽を楽しんだ・・・
いや、それも大切な1つかもしれません。・・・
それはそれで、今年の能登も含めてまた別のことででも、役立つことができれば
そのようにと思っています。
尚、会場外で、自分と同じく、湯川れい子先生関連で参加された人たちと遭遇・・・
色々話しながら、六本木一丁目駅🚉に向かっていたにでした。・・・