六文銭@BACK IN TOWN 2024
復活してから、近年、再び馴染みとなった・・・
六文銭
2024年初となるライヴは・・・
1月19日(金) BACK IN TOWNにて・・・
実は同店にて、昨年6月に行われた6の日のライヴ
申し込み損ねて・・・、キャンセル待ちもダメだったので・・・
まさに今回、待望の参戦です。
都営新宿線曙橋駅を出て靖国通り、かつては東京マラソンで走っていたのに・・・
BACK IN TOWNへ・・・階段を降りて、お店に入り、受付・・・
今回は、前の方のテーブルに案内され、ビールを飲み開演を待ちました。・・・
開演予定時刻19時より前に、ステージ上に登場、向かって左から・・・
及川恒平さん、四角佳子さん、小室等さん、こむろゆいさん
「チューニングに、5,6分かかるということで上がった・・・」と等さん
四角佳子さん(以降、おけいさん)が、関西風の新年の挨拶・・・
ギターのピッキングで、おけいさんが歌い始めようとされますが・・・
「今年も息の合わない六文銭、宜しくお願いいたします。」と等さん
そして等さんの歌う「はじまりはじまる」
続いて、おけいさん、ウクレレを抱えたゆいさん、そして全員で・・・
静かにスタートです。
「フォークって、みんなハモに行きたがる・・・」と等さん
ここで恒平さん、別役実さんの詩の話から・・・
「曲全体がミュージカル仕立て・・・」と紹介して、「ヒゲのはえたスパイ」
軽快に全員で歌い、ソロで等さん、そしてスローにも・・・
等さん、ゆいさんとの歌のかけ合い、その通り、ミュージカル風に・・・
再び軽快に盛り上がり、最後は静かにフィナーレです。・・・
「小室と出逢って、フォーク・ソングとして初めて歌った・・・」と恒平さん
ギターのピッキングで静かに、「雨が空から降れば」
恒平さんの歌を、全員で美しいコーラスでバックアップです。・・・
「1969年かな、恒平と出逢ったのは・・・」と等さん
「雨絡みということで・・・2,000年に再びおけいが加わって、「まるで六文銭のように」を始めて、その時書いた曲・・・」
恒平さんがそのように紹介して、軽快なギターので、「あめのことば」
勿論、歌は、おけいさん、ここでも全員のコーラスで美しくキマリます。
「この曲ができた時に号泣した・・・」とおけいさん
「恒平さんと等さんが元気なうちに私にも作ってほしい・・・」とゆいさん
そこで等さんが強く歌い始めたのが、「いのちかえす日」
優しい歌声で恒平さんが続き、そしておけいさん、ゆいさんの2人・・・
3拍子のリズムに合わせて、全員のコーラス・ハーモニーが響き・・・
最後は無伴奏で美しく締められました。・・・
「恒平が書きました・・・次の曲が問題だ・・・」と等さん
「愛って簡単に歌えないけど・・・みんな許してくれた・・・」と恒平さん
静かにギターを響かせ、恒平さんが歌い始めたのは 「世界はまだ」
全員で「世界は・・・愛に満ちてた~」とコーラス・ハーモニーが響きます。
「わからない詩でも、歌うとわかる気になる・・・」と等さん
「知っている情景が浮かんでくる・・・」とゆいさん
「決して聞かないでね・・・わからないのだから・・・」と恒平さん
ここで等さん、いきなり力強く歌い始めたのは・・・「道」
「右に行くのも左に行くのも今は僕の自由である~」
最初は等さんの独壇場、途中から全員が歌に加わってきます。・・・
「黒田三郎という詩人が、鹿児島の空襲の後のガレキに立った時に書いた詩、佐々木幹朗さんに曲を付けないかと言われて書いた・・・」と等さん
「一部最後の曲・・・恒平が書いた・・・」と等さん
「札幌市民という歌詞を変えたい」と恒平さん
「東京都民では面白くない・・・このままでいいよ・・・」と他の3人・・・
軽快なギターのカッティングで始まったのは、「ぼくはムギを知らない」
全員で歌われ、コーラスも勿論、力強く響きました。
「暫し休憩を頂きます・・・」 第1部終了となりました。・・・
約20分の休憩の後、4人はステージに登場
第2部スタートの前に、ゆいさんから、能登半島地震支援の話・・・
CD「花嫁のれん~」の裏ジャケットの光景も被災してしまったとのこと・・・
また被災生涯支援「ゆめ風基金」について、紹介されました。・・・
曲の方は、「1960年代に出た時は演歌のように思われたけど演歌ではない・・・」
恒平さんが、そう紹介して、「比叡おろし」
歌は勿論、等さん、静かに力強く、自分としても久々だけに聴き入っていました。
アコースティック・ギターも悲し気に響いていました。
尚、松岡正剛さんが作った歌に、等さんが曲を付けたとのことです。
ここで恒平さん・・・
「ベルウッド・レコードが出来た時に作った歌、郷ひろみの対抗馬として作った・・・」
そう言って、「雨が降りそうだなあ」、ここでの歌は、ゆいさん
ギターのストロークも軽快に、メンバーもコーラスを付けます。・・・
「次は、有働薫さんが詩を書きました・・・恒平が詩を書きました・・・」と等さん
曲は、「白無地方向幕」、ギターを爪弾き、静かに歌い始める恒平さん
サビ部分で、力強いコーラスが入ります。・・・
「次の曲はリクエストが多い・・・」とゆいさん
「6月にこれを書いた人と、ここでライヴを行なう・・・」と恒平さん
アコースティック・ギターの音が美しく響いて、「木の椅子」
おけいさん、ゆいさんで美しいデュエットを聴かせていただきました。
「谷川俊太郎さんが、第2の「死んだ男の残したものは」の作ってほしいと言われて・・・曲は・・・武満徹さんが亡くなっていたので、小室に回ってきた・・・」
等さんがそう言って、歌は「おしっこ」
明るく軽快に等さんを中心に歌われます。
(この歌、JohnとYokoの世界に共通すると思います。)
後半、スローになり・・・最後は静かにコーラスで締められます。・・・
「フォークは反戦歌という流れがあった・・・フォーク・リバイバル・ブームで残った「戦争を知らない子供たち」があった・・・」と恒平さん
「「戦争を知らない~」には反発する動きもあった・・・」と・・・
恒平さんが作った反戦歌として歌われたのは、「戦場はさみしい」
恒平さん、等さんで力強く歌われ・・・
サビの部分のコーラスから、おけいさん、ゆいさんも加わり・・・
最後は全員で歌われます。・・・
「イラストを描いてくれていた小島武さんが詞を書いてくれた・・・」
そう言って、ギターをかき鳴らして歌う等さん、歌は勿論、「12階建てのバス」
女性の声として、おけいさん、ゆいさんの歌も入り・・・力強く響き渡りました。
「12階建てのバスはお迎えのバス🚌と小島武さんに言われた・・・そこでは生前のビデオが放映されている・・・」と等さん
「いい思い出だといいな」とゆいさん、「いつ来るか知りたい」と恒平さん
そう言っているうちに、「ラスト・ソング」・・・
その前に、ギターに組み込んだチューナーの話になり、歌の方は・・・
「長い夢」、おけいさんが歌い始め・・・ゆいさんが加わります。・・・
後半、全員が歌に加わり、ギターもストロークに
「Sail Away~長い航海に出る~」
力強く盛り上げ、フィナーレ、メンバー紹介でいったん終了です。・・・
手拍子の中、そのままアンコールへ・・・
恒平さん、「ここでやらせていただくきっかけとなった曲」と・・・
アコースティック・ギターが爪弾かれ、そう、誰もがわかっています。
「出発の歌」
先ずおけいさん、そして等さん、次は、恒平さん
「さあ、今、銀河の向こうに、飛んでゆけ~」
勿論、大合唱に・・・等さん、歌をリード・・・終わった・・・と思いきや・・・
もう1度、手拍子も入り、最高潮に、素晴らしい時間・・・
その余韻を引きずって、等さん、「無題」
そう、お馴染みのエピローグ、全員で優しいコーラスも・・・
「そこで、僕らは、生まれ、育った~」 静かにフィナーレ・・・メンバー紹介・・・
「有難うございました・・・」
六文銭、2024年の最初のライヴは、ここに幕を閉じました。
今回も大きな感動を味わいました。
歌われる歌は、考えてみれば、約60年の間に作られたもの・・・
それが、時代を超越していて、いつの時代も人の心に訴えかける
今回は、久々に聴いた「比叡おろし」とかもあって・・・
その音楽の広さ、深さを改めて実感した次第です。
終演後、等さんたちとは、「昨年の東村山は楽しかった」等・・・
挨拶かたがた少しお話もさせていただきました。
さて次は・・・
兎に角、「6の日」のライヴは忘れないようにしないと
BACK IN TOWNから、東京のウチまで歩いたこともあるのですが・・・
今は寒い1月・・・余韻に浸りながら、曙橋駅から地下鉄で帰ったのでした。・・・