山中千尋 Piano Trio Live 2022@Jazz Spot Swing

世界的な女性ジャズ・ピアニスト🎹

山中千尋さん

なんと名古屋の老舗、Jazz Spot Swingに出演

昨年末、お店にお邪魔した際、3月に行われる同ライヴのニュースを知り

その場で、お願い（予約）しました。

そうしたら・・・

コロナ禍第6波によって、ライヴは中止（延期）に・・・

お店に連絡して、7月に行われるライヴに振り替え可能

・・・ということで、お願いすることに

7月15日（金）

Jazz Spot Swing

Chihiro Yamanaka Piano Trio Live 2022

少し前に、Blue Note TokyoでもTrio Liveが行われましたが・・・

そちらには、行けなかったので、山中千尋さんを見るのは・・・

昨年12月の愛知県芸術劇場でのレクサスのコンサート以来です。

さすがにお店は大きくないので（失礼）超満員

この至近距離で、あの山中千尋さんを・・・当然でしょう。

開演まで、同じテーブルの人たちと談笑していました。

18：30となって・・・

山中千尋さん登場

頭にはティアラ、タンクトップ（）涼し気な衣装です。

「皆さん、こんばんは、大変な時期に有難うございます・・・」

メンバーは、坂崎拓也さんベース、杉山寛さんドラムス

この2人を紹介して、1曲目は、Duke Ellingtonの・・・

I'm Going Fishingでスタート

最初、低音が響き、そしてアップ・テンポに

小柄でチャーミングなChihiroさん、演奏が始まるとピアノの巨人に変身です。

途中、ベースもフィーチャーされ、躍動感のあるナンバー

2曲目は、Quiet Now

一転して、タイトル通り、静かに・・・

ベース、ドラムスも静かにバックアップ、美しく叙情的なピアノ🎹が響きます。

続いては、オリジナル曲ということで、At Dawn

夜明けをテーマに、Chihiroさんは夜型人間とのこと

ミディアム・テンポで、夜明けのイメージを、ベース・ソロも

時には激しく、ピアノ🎹を聴かせました。

ここでフェスで、Joe Zavinulに話しかけられた話・・・

実は、トイレをどこか聞かれたとのこと（笑）場内の笑いを誘い・・・

曲の方は、彼の作品 Midnight Mood、ポップなメロディも持ち合わせたナンバー

心地よいプレイ、一方でかなり速弾きを聴かせました。

また一転、曲の方は、Nat King Cole​​​​​​のTres Palabras

静かに🎹奏でるChihiroさん、坂崎さんのベースもフィーチャーされ・・・

ドラムス​​​​​はブラッシング・・・悲し気なメロディが場内に染み入りました。・・・

「このアレンジは、Beethovenは、気に入らないんじゃないかと思う・・・」

なんとBeethovenのSonata

笑いを誘って、軽快に弾き始め・・・ドラムスも激しくビートを・・・

そう、確かにBeethovenの作品には思われないでしょう。（笑）

「ソロを弾くより、たくさん曲をやった方がいい・・・」

お母様にそう言われたと言って笑いを誘い・・・曲の方は・・・

What Is The Thing Called Love、Cole Porterの作品

メロディアスですが、Chihiroさん、速い指の動き

ドラムスが力強くバックアップします。

続いては、イルカ🐬の話から、The Dolphin

リズミカルなピアノ🎹で始まって、ポップなメロディ・・・

ドラムスのビートが、心地よいムードに・・・

「ファースト・ステージ最後は皆さんも知っている5拍子の曲・・・」

そう言って、Take Five、リード・パートは勿論、Chihiroさんのピアノ🎹

坂崎さんのソロもフィーチャー

流れるような心地よいピアノ🎹も聴かれ・・・後半、杉山さんのドラムスも

盛り上がって、約70分のファースト・ステージはフィナーレ・・・

少しの休憩時間となりました。・・・

休憩時間には、サイン会も行われていました。

今回はほとんど全員が、2ステージ通しで参加しています。

そして、セカンド・ステージスタート

Holly Coleの曲で、映画に使われた・・・

Calling You、Chihiroさん静かに🎹弾いていました。

一転して、「元気な曲」と・・・

Impulsive、曲名通り、一気にパワフルな演奏に

力強いChihiroさんのプレイを、2人がバックアップ

続いては、Keith Jarrettの Lucky Southern

ポップなメロディ、ピアノ🎹とベースのかけ合いも心地よく響きます。

女性ピアニストということで、Chihiroさんが憧れていたGeri Allen

近年亡くなられたとのことですが、曲は、RTG

力強く始まり、やはり速弾きを聴かせますが、Chihiroさんの思いが込められ・・・

後半、ドラムスもフィーチャーされます。

今度は、Bill EvansのTurn Out The Stars

最初は、Chihiroさんのソロ🎹から・・・ベース、ドラムスも静かに入り・・・

全体的に静かに聴かせます。

「サクサク聴かせたい」とChihiroさん

再び Keith Jarrett、阪神大震災の時に書いたという・・・Paint My Heart Red

こちらも静かに始まって・・・ベースも効果的に挿入・・・

場内はしっかり聴き入っていました。

曲の方は、オリジナルで、Clue

明るく軽快な、ミディアム・テンポのナンバー、リラックス・ムードにも・・・

とはいえ、途中、ピアノ🎹ソロも聴かせます。

「次の曲では、皆さんの音を入れてください。」と・・・

ピアノ🎹中心に始まるメロディアスな曲調は・・・

Waltz For Debby

リズミカルに進行、Chihiroさんは軽快にプレイ

「初めてやる曲なので、雑音でかき消してほしかった・・・」と笑いを誘います。

「Miles Davisの曲だけど、Bill Evansが絶対に書いている・・・」

そう言って、Nardis

こちらも力強くスタート、序盤から、ベース・ソロも

ディープなジャズ・トリオのプレイ、そこからピアノ🎹をブリッジに・・・

Yagibushi （「八木節」）

そう、群馬県ご出身のChhiroさん、すっかりご自分にテーマ曲に

カウントから、アップ・テンポに

途中、アドリブもしっかり聴かせ、完全な Chihiro Yamanaka Worldです。

ベース、ドラムスもノって、大盛り上がりでエンディングです。

ここで次のコンサートの告知・・・

アンコールですが・・・帰らなければいけないと・・・

3分だけということで、軽快に・・・So Long

場内も全員手拍子で、グランド・フィナーレ

「また12月にこのトリオでやります・・・今日は有難うございました。・・・」

何とも贅沢な至近距離での山中千尋さんのライヴはお開きとなりました。

終演後、慌ただしい中、少しだけ、Chihiroさんと話もできて嬉しく思いました。

それにしても、一応、ジャズというカテゴリーにはなっているものの・・・

クラシックから、日本の民謡まであらゆる音楽が取り入れられ、真の音楽を楽しめるようになっています。

（そう、かつては、Beatlesもプレイされていましたね。）

今回は、至近距離で何とも贅沢な時間でしたが、また今度は違うところで・・・

そして、幅広い音楽を取り入れてのピアノ演奏🎹

楽しめる日を待ち望んでいます。