SEIKO JAZZ 2017@オーチャードホール
今年3月、初のジャズ・アルバムSEIKO JAZZをリリースした松田聖子さん
今夏のツアーではそこからの歌はありませんでしたが、その時、11月2日(木)に渋谷のオーチャードホールにて、SEIKO JAZZ コンサートを行うと発表
(今年7月の日本武道館公演での日記です・・・)
https://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12290993483.html
プラチナ・ペーパーであるチケットを手に、最近、割と行くことの多い、オーチャードホールに向かいました。
JAZZのコンサートといっても、お客さんはほとんどが聖子ちゃんの熱狂的なファンでしょう。
ステージには幕が降りています。
開演予定時刻18時30分にまずチャイム
注意事項のアナウンスがあり・・・
そしてその数分後、再びチャイム
ライトダウン幕が上がりました。
サックス、ピアノ、ベース、ドラムスのカルテットと、そのバックに10名のストリングス
演奏がスタート
サックスがリード・パートでFly Me To The Moon
各メンバーのソロもフィーチャー
1曲終わったところで、サックスのイントロが流れる中・・・
"Ladies And Gentlemen, Seiko Matsuda!"
松田聖子登場
黒のドレス
Memories~と・・・
The Way We Were
そして・・・Alfie
The Girl From Ipanema
3曲続けたところで、開口
「皆さん、こんばんわ、初めてのジャズのコンサートにようこそ・・・」
「初めてということで、ワクワクであり、ドキドキでした・・・」
バンド・メンバー4人は海外のミュージシャンゆえ、聖子ちゃん自ら通訳
そしてここで、SEIKO JAZZをアレンジした日本でもお馴染みのDavid Matthewsさん登場
「ヒサシブリデスネ・・・」
The Manhattan Jazz Quintetとして、Blue Note Tokyoにもよく来られているだけに、聖子ちゃんの言う通り、日本語もお上手
聖子ちゃんとは33年前のアルバムSOUND OF MY HEARTからのお付き合いとのこと
Davidさんが指揮に加わって、The Look Of Love
そして流れるようなストリングスから・・・
Smile
心地よいソプラノ・サックスが聖子ちゃんの歌を引き立てます。
ここでいったん幕が下りました。・・・
休憩の後、チャイムの音
再び、幕が上がります。
ピアノのイントロから、Corcovado (Quiet Nights Of Quiet Stars)
聖子ちゃん今度は白のドレス
フルートがフィーチャーされ、続いて・・・
Don't Know Why
今回の中では新しいナンバーでしょう。
ここで軽快な演奏に合わせてメンバー紹介
バンド・リーダーであり、サックスのAndy Wulfさんたち4名は、東京を拠点にしているミュージシャンのよう・・・
Seiko Jazz Stringsと紹介された弦楽器の10名は日本の方です。
ここで、一転、ややアップ・テンポとなり・・・
Mas Que Nada
今回では珍しく場内もノってきて、聖子ちゃんもコーラスを煽ります。
ドラムスもフィーチャーされました。
この曲を終えて、「腰が動けていたことが嬉しかった」と聖子ちゃん
そう、夏のコンサート前には怪我をして座ってのパフォーマンスでした。
今ではそれも笑える話で・・・
バックのミュージシャンに通訳していました。
「SEIKO JAZZ 2もやりたい・・・」と、聖子ちゃん
また大阪、名古屋での追加公演も決定したとのこと
曲は (They Long To Be) Close To You
Carpentersでお馴染みのナンバーもまた違った感じに
そして・・・
「’80年代にデビューして、色々な曲を歌わせてもらいましたが・・・ジャズの香りがする曲もありました・・・」
そう、客席の皆さんはわかっています。
SWEET MEMORIES
この日、1番の感動だったと思います。
1984年に日本武道館で聴いて以来、幾度となくステージでも聴いていますが、この曲に関しては今回が最高でした。
観客の中には、涙している人もおられたよう、しっかり聴き入っていました。・・・
「当時は若過ぎて、戸惑った・・・」と聖子ちゃん
そして「38年経っても、新しいことにチャレンジできることは幸せ・・・」と・・・
取り敢えず最後ということで、When You Wish Upon A Star
静かにまた幕が下りました。・・・
アンコールの手拍子の中、幕が上がり・・・
ステージには、再びDavid Matthewsさんもステージ上に
「お忙しい中、いつも応援してくれて、感謝の気持ちでいっぱいです・・・」
「これから寒くなってきます、お体に気をつけて・・・」
そう言って、Amaging Grace
ジャズ・バンドをバックでの熱唱
初めてのSEIKO JAZZはここで幕を閉じました。・・・
正直言うと、1番最後のアンコールは聖子ちゃんの最大のヒット曲2曲(赤いスイートピー、あなたに逢いたくて~missing you~)のどちらかをジャズ風にアレンジしたものでは・・・
そう思っていたのですが、予想は裏切られました。(笑)
どんな音楽も「松田聖子の世界」にしてしまう聖子ちゃん
それだけに、皆さん、大いに満足した表情で会場を後に・・・
勿論、今回来られた方も、普段のコンサートでは、「聖子」と叫んでいる人たちばかりなのでしょうが(笑)・・・
やはり、それは心得ておられる方ばかりなのでしょう。
SEIKO JAZZの大阪、名古屋での追加公演には行けないと思いますが・・・
また新たなるチャレンジにも期待したいと思っています。