Earth, Wind & Fire@日本武道館 2017
昨年、Blue Note Jazz Festivalに出演のため来日した
Earth, Wind & Fire
一般公演も行なわれましたが、それから1年も経たないうちにまた日本公演
東京公演は、5月22日(月)日本武道館
日本武道館での公演はMaurice抜きで行なわれた2006年の来日以来11年ぶりです。・・・
18時30分、オープニング・アクトとして、日本の女性コーラス・グループ
Little Glee Monster登場
ももクロのようなもの・・・自分も勿論、知りません。(苦笑)
芹奈という女の子を中心に10代の5人組
その芹奈ちゃん曰く
「初めて聴く人がほとんどでしょう・・・Earth, Wind & Fireの準備運動と思っていただければいい・・・」
とのこと・・・
とはいえ、ヴォーカル・トレーニング等しっかりやっている女の子たちのよう・・・
途中、洋楽の人気曲をアカペラでメドレーで・・・
その中になんとEarth, Wind & FireのGetaway
近年、EW&Fがあまり取り上げないナンバーだけに取り上げたのでしょうか。・・・
新曲「だから、ひとりじゃない」を最後に、約40分のステージでした。・・・
セット・チェンジの後、19時30分を回り、ライトダウン
バックのスクリーンには昨年をさらに上回る華やかな映像でメンバー登場
ドラムスがJohn Paris、キーボードがMyron McKinley、ギターがMorris O’ConnorとSerg Dimitrijevic
サックスがGary Bias、トランペットがRobert Burns Jr.、トロンボーンがReginald Young
そして中央にヴォーカルとパーカッションのDavid Whitworth
Philip Bailey♪の息子であるPhilip Doron Bailey
スクリーンにはOPEN YOUR EYESの文字が、そして・・・
Philip Bailey
Ralph Johnson
Verdine White
オリジナルの3人が登場
3人とも白っぽい衣装
総勢12名は定位置へ
Ralphは向かって左側のドラムセット
Philipは向かって右側のボンゴ
そしてベースを抱えたリーダー格のVerdineは中央へ・・・
お馴染みAfricano / Power
サックスのGaryはソプラノ・サックスから、テナー・サックスへ・・・
DavidとDoronが歌って、Faces
MorrisとSergをギターが入り、早くも最高潮です。
Philip、Ralph、Verdine、David、Doron
この5人が中央に集まり、Boogie Wonderland
歌が入ると場内は歓喜の声
ピラミッド、宇宙の映像でJupiter
Getawayを少し挿入して、Yearnin’ Learnin’
メンバーはステージを動き回り
全盛期のノリ
中央に再び5人が集まり、Singasong
DavidとPhilipが交互に歌い
お馴染みのイントロで、Shining Star
Morrisのギターもフィーチャー
On Your Face、Saturday Niteが続きます。・・・
バックのスクリーンにアルバムAll ’N Allのジャケットが・・・
曲はSerpentine Fire
ここで、バックのスクリーンに在りしの動くMaurice White
場内からは感動の声
わかっていても目頭が熱くなるものです。・・・
今度はPhilipがカリンバを持ち出し、自ら奏で、曲はKalimba Story
続いてEvilへ
後半、Ralphのパーカッション・ソロ
お馴染みのイントロからCan’t Hide Love
ややスローとなって、Philipを中心にLove’s Holiday
一転して、Keep Your Head To Sky
これは短く、お馴染みのDevotion
Philipのハイトーンは健在
そしてお馴染みの手拍子です。
この後、間奏曲In The MarketplaceをBGMにスクリーンにMauriceの姿が映し出され・・・
ここでは場内が一瞬静まり返ります。・・・
そして・・・That’s The Way Of The World
今度はスクリーンにはMaurice在籍時の写真が・・・
また目頭が熱くなります。・・・
後半、Philipがメンバーを一人一人紹介・・・
そして最後にRalphが
「彼の声は寝かせたワインのように年を経てよくなっていく・・・」
そう、Philipを紹介しました。
曲はAfter The Love Has Gone
Philipの歌を中心に、中央にいる5人は座って謂わば静の世界・・・
客席へマイクも・・・
後半はGaryのサックス・ソロ
そしてReasons
華やかな映像とともにPhilipにスポット
彼の歌には拍手喝采
この光景もお馴染みです。
そしてここで、PhilipがLittle Glee Monsterを紹介
彼女たち5人が登場して、一緒にSeptember
彼女たちも少しずつリードを歌い・・・
正直言うと多少疑問もありましたが、盛り上がったことには違いないでしょう。
彼女たちは下がり、勢いはそのままで・・・
Let’s Groove
このスクリーンに登場したジェット機で、1981年へ・・・
そんな気分でしょう。
ここで終わり・・・と思いきや、そのままあのイントロ
Fantasy
Philipの歌に酔いしれ、そして続いて、ホーンの3人が前方へ・・・
In The Stone
近年、これで締められることが多いようです。
Philip、Ralph、Verdineと順に退場し・・・
メンバーはいつまでも演奏を続けるかのように思わせ、この夜のライヴも幕を閉じました。
昨年に続いての来日で、確かに同じようなところもありましたが、スケールアップした内容
そしてMauriceのことを悲しんでばかりおらず、彼の魂(スピリット)は常にEath, Wind & Fireとともにあることを知らしめ、そして3人のオリジナル・メンバーを軸に大所帯のグループとしての結束もより強固になった
そんな素晴らしいライヴでした。
さてEarth, Wind & Fireの音楽は世代を越えて引き継がれていくもの・・・
今回のLittle Glee Monsterの登場もそれを示している一つであると実感しました。
(昨年のBlue Note Jazz Festival、名古屋公演での日記です・・・)
http://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12202158080.html
http://ameblo.jp/take-1097-da/entry-12203101029.html