Al McKay AllStars@Billboard Live Tokyo(ネタバレ注意!!)
Earth, Wind & Fireの全盛期のギタリスト
そして故Maurice Whiteとともに多くの名曲を書いて世に送り出した
Al Mckay
EW&F脱退後、Allstarsを率いて、活動を続けて、毎年のように来日公演を行なっていますが、今年も2月にBillboard Live Tokyoに登場
2月15日(水)ファースト・ステージ
この日は東京にいて、何とか名古屋へ移動の前に行ければと思って・・・
急遽参加何とか間に合いました。
自分としては、彼らを見るのはなんと’95年の大阪ブルーノート以来22年ぶり
因みにその時のメンバーには、Larry Dunn、Andrew Woolfolk、Fred White
なんとEW&Fの全盛期のメンバーの半分が在籍していたのでした。
開演予定時刻、18時30分を10分くらい回り、ライトダウン
総勢13名のミュージシャンがステージに登場
中央に左用のセミアコースティック・ギターを抱えた御大
Al Mckay
帽子を被り、サングラスをかけたお馴染みのスタイル
メンバーは、キーボードがBen Dowling、Dean Gant
ベースがJames Manning、ドラムスがAnthony Beverly、パーカッションがDavid Leach
ブラスが4人で、トランペットがOmar Peralta、Luis Eric Gonzalez、トロンボーンがStephen Baxter、サックスがEd Wynne
そしてヴォーカルが3人、向かって右より、DeVere Duckett、Tim Owens、Claude Woods
オープニングBGM(On The Way Up)が流れる中、メンバーは待機、そして・・・
Earth, Wind & Fire Experience・・・Al McKay All Stars
というアナウンスとともに、Alのギターカッティング
オープニングは奇しくもAlがEW&Fを脱退することとなったアルバムFacesからのPride
3人のヴォーカルを中心に最初から大ノリ
Stephenのトロンボーン、そしてDavidのパーカッションのソロもフィーチャーされました。
続いて軽快なビートから、Got To Get You Into My Life
勿論、EW&Fヴァージョン、Alのギターもフィーチャー
曲はBrazilian Rhyme
Alのギターを中心にヴォーカル3人のスキャット
EW&Fのテーマ曲の一つとして、繋ぎの曲として使われますが、ここではしっかり聴かせました。
キーボードのBenが紹介され、スポットが当たり、ソロを・・・
そして曲は、After The Love Has Gone
DeVeleが中心に歌い、後半はサックス・ソロ
曲はReasonsが続き、ファルセットの曲は主にTimが歌うようです。
そのTimがMCも中心、東京に来るのはいつも楽しみというようなことを言って、日本語で
「タッテクダサイ・・・」
お馴染みのブラスのダイナミックなイントロから、In The Stone
Alのギターも冴え渡り、場内も最高潮
続いてFantasy、EW&Fのコンサートでは大上段に構えるこのナンバーもここではメドレー形式に・・・でも観客のノリは同じ
続いてJupiter、アップ・テンポのブラスもお馴染み
そしてGetaway、この曲、意外に全米チャートの上位に行っていないことが解せない曲ですが(笑)ノリは最高潮
こちらもお馴染みのブラスの音で、Magic Mind
ノリノリの中、Let Your Feeling Show
Timは客席に降りてきて、観客とハイタッチ
そしてクライマックスとなり、Alの奏でるお馴染みのイントロ
September
場内絶叫
そして場内一斉の観客の手の振りはEW&Fのコンサートと全く同じです。
最高潮でいったん終了となりました。・・・
・・・
メンバーが戻ってきて、Timが改めて、Alを紹介
「EW&Fの曲、EmotionsのBest Of My Loveも、Temptationsの曲も作っている・・・グラミー賞もアメイカン・ミュージック・アウォードも、殿堂入りもしているよ・・・」
そして曲は、新曲Heed The Message
Alのギターもフィーチャーした現代版EW&Fといえるようなナンバー
まだまだ現役であることを示しています。
そして曲はBoogie Wonderland
こちらもTimを中心に3人の歌、場内も’70年代後期のディスコのよう・・・
そして、お馴染みのイントロが・・・
Let’s Groove
細かいことを言えば、この曲がヒットしている時、AlはもうEW&Fを脱退しているのですが・・・
やはり最後はこれ
そうなのでしょう。
「アリガトーゴザイマシタ・・・」
Alは日本語で何度もそう挨拶して・・・あっという間の80分でした。・・・
前回の来日はちょうどMauriceが亡くなった直後とのこと・・・
ということで色々思い入れがあったでしょうが、今回は理屈抜きに楽しいステージを展開してくれたように思います。
昨年は本家のEarth, Wind & Fireも来日しました。
EW&Fの主要なヒット曲をプレイするところは同じですが、本家の方があくまで傑作アルバムGratitude(灼熱の狂宴)を思わせるMauriceのスピリットを継承した熱いライヴを展開するのに対し、Al McKayの方は、彼が音楽的に中心であったアルバムAll ‘N All(太陽神)、I Am(黙示録)の時代のナンバーをフィーチャーしているといった違いがあるでしょう。
さて正直なところ、Al が再びEart, Wind & Fireに加わって、Verdine Whiteと左右の仁王立ちになったステージをまた見てみたいとも思っているのですが・・・
このAllstarsとしてのバンド形体での活動を30年近くやっているわけだし・・・
それは難しいことかもしれませんね。(苦笑)