Ringo Starr&His All Starr Band@オリックス劇場(ネタバレ注意!!)
来日50周年映画Eight Days A Week
公開
今年は例年以上に盛り上がっているThe Beatles
そんな中、Ringo StarrがAll Starr Band
を率いてまさにグッド・タイミングな来日
3年半ぶりの日本公演は10月24日(月)大阪オリックス劇場からスタートです。
この日は名古屋から、既に薄暗くなった時間に大阪へ移動
新大阪から御堂筋線で梅田乗り換え、四つ橋線
で本町へ
会場のオリックス劇場は元厚生年金会館の場所とのこと・・・
本町駅からこんなに遠かったかな・・・そう思いながら会場に着きました。
・・・
今回のメンバーは3月にTOTOでも来日したSteve Likather
All Starr Bandではお馴染みのTodd Rundgren
今年オリジナルのSantanaにも参加したGregg Rolie
元Mr.MisterのRichard Page
David Lee Roth Band等でお馴染みのドラマーGregg Bissonette
そして今回本邦初登場がOlivia Newton-Johnと来日したこともあるサックス、パーカッション、ヴォーカルのWarren Ham
この6人にRingo Starrを入れた7人編成です。
・・・
開演予定時刻19時を回ってライトダウン
6人のメンバーが登場
定位置にそれぞれ人気ミュージシャンだけに声援を浴びています。
演奏がスタートして、Ringo Starr登場
赤のジャケットにサングラス、御年76歳
、若い
オープニングはMatchbox
軽快にSteveのギターも響きます。
続いてRingoのテーマ曲とも言えそうなIt Don’t Come Easy
メンバー全員がコーラスを付けるのも強み、ここでサックスのWarrenが大活躍です。
「Lennon、McCartney、Starkeyのナンバーだよ。」
そう言ってWhat Goes On
カントリー・タッチに心地よく響きました。
「今回もスターが揃っているよ。」
メンバーで先ず歌ったのがTodd
Ringoはドラムスに着いて、曲はI Saw The Light
黄色いサイケデリック調のシャツを着ていますが、彼ならではのメロディアスなナンバー
尚、コンサート中、ToddとRichardは向かって右方向に、SteveとWarrenは左方向にステージ狭しと動き回ります。
次はGregg Rolie
彼が歌うはSantanaのデビュー・アルバム収録のEvil Ways
ここでは後半、Steveのギターがフィーチャー
彼はほぼ1曲ごとにギターを変えているようです。
そんなSteveの番となりRosanna
お馴染みのナンバーですが、ドラムスのGregg Bissonetteは一時的にTOTO
に参加したこともある人だけに聴きもの
Steveに続いての、Bobby KimballのパートはWarrenが歌っています。
場内の一斉の手拍子はTOTO
のライヴの時と同じ
後半はSteveのギターがフィーチャー
そしてSteveが「子供の頃から知っているよ。」と紹介したのがRichard Page
やや暗い照明となり、曲はMr.Mister時代のNo.1ヒット、Kyrie
静かに始まるものの、大ヒット曲だけに盛り上がっていきました。
ここでパーカッションがステージ中央に設置され、そこへTodd・・・
「ビーフタタキ・・・」
日本での食事の話をしてスティックを手にBang The Drum All Day
このバンドで盛り上がるコーナー
Richardのベースもフィーチャー
そしてGregg RolieとWarren Hamのキーボードも軽快に響いていました。
「僕もいつもドラムを叩いているよ。」
Ringoがドラムスに着いたまま、Boys
ここではTodd、Steve
、Richard
が同じ1つのマイク
で歌い・・・
特に初期のBeatlesで盛り上がっている今だけに嬉しくなる光景でした。
「Beatlesに参加して、たくさん曲を書いたんだよ。」
RingoはWarren
のキーボードを弾きながら歌いだしたのが、Don’t Pass Me By
まもなく中央へ移動、Toddはハーモニカ
さすがBeatlesフリークの彼ならでは
Ringoは「次の曲を知っているか。・・・もし知らなければ、間違ったところに来たんだよ。
」
Steveがアコースティック・ギターをジャランと鳴らし、In The Town~
勿論、Yellow Submarine
メンバーも本当に楽しそうにプレイしていて嬉しい時間でした。
曲は「魔法の世界へ」とRingoが再びGregg Rolie
を紹介
「Peter Greenの書いた曲・・・」
勿論、Black Magic Woman / Gypsy Queen
味のある歌を聴かせてくれるGreggですが、もう1人フィーチャーされるのはSteve
彼もたっぷりギターを聴かせ・・・
そして後半ではGregg Bissonetteとパーカッションに着いたWarren Ham
が激しいリズムを刻んでいました。
但しここではRingoは下がっていました。・・・
白いジャケットに着替えたRingoが再登場
What’s My Name?と、場内とのお馴染みのやり取り
曲はYou’re Sixteen
カバー・ヒットではあるもののすっかりRingoの定番ナンバー
後半はGreggのキーボードもフィーチャー
続いてBack Off Boogaloo
Ringoもソロで結構ヒット曲が多いことを再認識
ここではSteveのギターも印象的です。
一転してRichardがアコースティック・ギターを抱えて、You Are Mine
Ringoは椅子のようなところに座って打楽器を叩いています。
この曲、このセットリストの中では唯一のメジャーでない曲かもしれませんが、All Starr Bandとしては定番となってしまったようです。・・・
そしてAfrica
Steveが歌い出しますが、途中のパートはRichard
曲が曲だけにGregg Bissonetteのドラムスもフィーチャー
パーカッションが多いバンドだけに(笑)音は分厚くなっていました。
再びGregg Rolie
「Tito Puenteの曲」とOye Como Va
日本でも馴染みのナンバー、メンバーも楽しくプレイ
その中でSteveのソロがフィーチャーされました。
ドラムスに着いたRingoが歌うI Wanna Be Your Man
最初歌っていたのは53年前だろうに、そんなことを感じさせません。
ここでもTodd、Steve
、Richard
のコーラス
が印象的でした。
さて楽器を置いたToddがステージ中央へ
England Dan & John Ford ColeyがヒットさせたLove Is The Answer
作者の歌でしっかり聴かせました。
続いてやや暗い照明になり、Richardが歌うBroken Wings
これもNo.1ヒット曲ですが、彼の歌のうまさを改めて実感です。
続いてSteveが「1980年に来た時からやっているよ。・・・」
Hold The Line
彼自らヴォーカルを取り、そして後半は弾きまくっていました。
Ringoはまたステージ中央へ
「カメラを持っているか。みんなの写真を撮るよ。
・・・」
そう言って、Photograph
こちらもRingoのテーマ曲と言える曲
Warrenのサックスもフィーチャー
コンサートはクライマックスへ・・・
「カントリーの曲だよ。」とAct Naturally
但しここではドラムスに着かず、そのまま歌っていました。
そしてBilly Shears~
勿論、With A Little Help My Friends
場内最高潮
・・・ですが、これがプレイされるともう終わりだな・・・といった気分にもなります。・・・
Do You Need Anybody?~
場内も力の限り歌っています。
Ringoは曲の途中でステージを後にしましたが、残ったメンバーはこの曲から続けて・・・
All We Are Saying~とGive Peace A Chance
Ringoも戻ってきて、場内大合唱
この一体感を満喫しながら全25曲2時間強の最高の時は過ぎてゆきました。・・・
今回もBeatles、Ringo
のソロ、そして多くのロック・スタンダードを満喫できた本当に楽しい素晴らしいライヴでした。
ただ一つ欲を言えば、Ringo以外のメンバーの歌は、Gregg Rolieの歌ったOye Como Va
を除いて3年前と同じだったということ
・・・
但しこのメンバーでのこのステージ
それ以上を望むのは贅沢かもしれません。・・・
さて最後の2曲
これはPaulとのリユニオンに繋がっているような気がしています。
最近2人のツーショットを見かけることも多くなっている気がします。
勿論、Beatlesにはなりませんが、それでもPaul & Ringoによる活動
そしてコンサート・ツアー
来日公演も・・・
そのような最高の夢が実現することを心から願っている次第です。
(2013年2月の来日公演での日記です。)
http://ameblo.jp/take-1097-da/entry-11481014674.html