Pablo Cruise@Blue Note Tokyo
1970年代半ばから、’80年代初頭にかけて、サーフ・ロックということでは、Beach Boysより人気を博していたPablo Cruise
’00年代になり、Dave Jenkins、Cory Lerios、Steve Priceの3人のオリジナル・メンバーによって復活
ライヴ・アルバムもリリースして、来日公演も実現
今回、3年ぶりの来日は真夏のブルーノート東京、8月1日(土)のファースト・ステージです。
土曜ということで、17時と、早い開演時間とほぼ同時に4人のメンバー登場
中心人物のギター、ヴォーカルのDaveと、キーボードのCoryが日本語で挨拶
「キテクレテアリガトウ・・・」
曲は、Cool Loveでスタート
Coryのキーボードから、メンバーのコーラス・ワークも健在
暑い夏に清涼感を与えてくれます。
曲は、インストゥルメンタルのEl Vorano
Daveのストラトキャスターのタイトな音も心地よい気分に・・・
・・・ですが、ここでCoryのキーボードにトラブル(?)
その間、Daveたちは演奏を続け、Steveのドラム・ソロも加えられました。
Coryのキーボードも回復、そしてDaveが開口
「Pablo Cruiseは40年やっている、僕とCoryとSteveはオリジナルだ・・・ベースには、Larry Antoninoが加わっている・・・」
曲は、Coryのキーボードからやや長めのイントロ、Atlanta June
続いてはCoryが歌う、Island Woman
彼のキーボードがフィーチャーされる曲も多いので先程のような念入りの調整も必要だったのでしょう。
Steveが刻む軽快なビートから、Worlds Away
ノリのいいナンバーだけにここでも、Daveのギターが冴えます。
続いてベースのLarryが中心に歌う、A Place In The Sun
お馴染みのナンバーが続きます。
ステージ上は再び、Coryのピアノのイントロから・・・
Zero To Sixty In Five
インストゥルメンタルですが、サーフィン映画に使われたことで日本でも人気、場内も大喜び
途中、Coryはショルダー・キーボードを抱えて客席へ・・・
少し回って、ステージに戻り、Daveとの掛け合い
オリジナルの3人がいるだけに、チームワークもバッチリです。
ベースのイントロから、これもヒット曲の、Don’t Want To Live Without Itが続き、Daveが・・・
「次の曲は日本でもヒットしたと聞いているけど・・・」と言って・・・
Love Will Find A Way
確かに「恋の水平線」という邦題がついていたくらい、当時日本でもよくかかっていただけに、場内も大喜びです。
そして軽快に、I Go To Rio
歌詞にTokyoを入れて、大いに盛り上げ
後半には再び、Steveのドラム・ソロ
Daveのギターも水を得た魚のよう
大盛り上がりでいったん終了となりました。
・・・
アンコールに登場今日のファンに謝辞を、そして・・・
「今日は暑いカリフォルニアみたいだ・・・」
そして、やはり、Whatcha Gonna Do?
場内も最高潮に
Daveもソロを弾きまくり、サビの部分は客席にマイクを向け、場内大合唱
最後はスタンディング・オヴェイジョンとなり、その中をメンバー4人は去って行きました。・・・
演奏が上手いのは勿論
オリジナル・メンバーが3人いるということからかもしれませんが、チームワークが最高
いつも安心して聴いていられる・・・そんなバンドであると思います。
今回、ヒット曲、I Want You Tonightが聴けなかったのですが・・・
もしかしたら、途中のキーボードのトラブル(?)で時間を要したので、カットされたのかもしれません。
それは是非、またの機会に
そして出来れば彼らのステージは野外の気持ちいい所で見てみたい
そんな贅沢な希望も抱いている次第です。