TULIP40周年記念ライヴ＠センチュリーホール（これからの人はネタバレ注意！！）

11月4日（日）

名古屋のセンチュリーホールでのTULIPのコンサートに急遽参戦
ちょうど5年前に同会場でのコンサートに行って以来、ですが・・・

確かその時は最後のツアー
・・・というより不定期で活動をされているようで、アメリカのEaglesと同じような感じなのでしょう。

開演は17時
会場内は年齢層が高い・・・というよりは古くからのファンが多そう
2部構成ということもあり、ほぼ定刻にライトダウン
メンバー5人登場

財津和夫さん、安部俊幸さん、姫野達也さん、上田雅利さん

のオリジナル・メンバーに'80年から加わった宮城伸一郎さん

'90年代に再結成されてからは不動の5人です。

ステージ上もサポート・メンバーは無く5人だけ、というのがEaglesと違うところ

カウントがとられ、姫野さんが歌う「夏色のおもいで」でスタート
ドラムスのガーリーさん（上田雅利さん）もロールを決めています。
「明日の風」、シングルのみのリリースだったライヴでは定番の「悲しきレイントレイン」と姫野さんの歌が続いたところで、MC担当は安部さん

「40周年パーティーへようこそ・・・」

今度は財津さんの歌へ、「おいらの旅」、「置いてきた日々」

割と古い歌が続いたところで、BeatlesのGetting Betterを思わせるイントロの「セプテンバー」
（考えてみればEW&Fより先にこのタイトル使ったのですね。）

ソロでのライヴ活動も活発的な宮城さんが歌うは「エジプトの風」
そして割といい声を聴かせるガーリーさんの「思い出のフリスビー」
今回ではレアなナンバーかもしれません。

安部さんのトークは、伝説にもなっている鈴蘭高原でのコンサートについて・・・
準備は名古屋で行ったとのこと、また当日は悪天候で冷たく、機材のスタッフが安部さんの思いやりに涙したとウラ話を・・・

と今度はアコースティック・コーナーで・・・

その安部さんの歌う懐かしい「思えば遠くへ来たものだ」

続いて姫野さんが「Coco壱番のカレーを本場で食べてみたい・・・」

そんなトークの後に歌われたのが「博多っ子純情」
ソロライヴでも定番、姫野さんのテーマ曲といえそうですね。

そして財津さん、「青臭い歌詞、この歌を作った時はみんな独身だった・・・」

・・・とこれも懐かしい「僕のお嫁さん」

今回はメンバーが順番に歌っていきました。

この曲、ソングライター財津和夫の原点である曲のような気がします。

さて再びエレクトリックに
財津さんの歌う「Mr.プレスマン」

そして姫野さんの歌うライヴでは定番に「ここはどこ」

ここで一部終了となりました。

・・・

ちょうど15分後

第2部はThe Haloでスタート
昨年の震災、原発事故、そのようなことから、この歌が選ばれたのでしょう。
続いては、これもシングルのみリリースだった「ブルー・スカイ」
'70年代のTULIPは、'60年代のBeatlesにならって、アルバム、シングル、別物としてリリースしていました。・・・

そして5年前のツアーではオープニングだった「心を開いて」
正直言って、自分としてはこれが入っている「無限軌道」や「TAKE OFF 離陸」からの曲をやっていただくと嬉しく思います。

安部さんが「今日の空のイメージ・・・」と始まったのは「風のメロディ」
出た当時、途中からJigsawのSky Highにそっくりだなぁ～と思っていた曲ですが・・・

・・・やはり似ているなぁ～・・・まあ良しとしましょう。（笑）

アコースティック・ギターで姫野さんが歌う「なくした言葉」
ハードなギターに続いてはお馴染み「ぼくがつくった愛のうた～いとしのEmily」

ここからはクライマックスですが、一瞬の静寂に続き

「青春の影」

財津和夫という人が日本を代表するソングライターとなった曲

皆さん聴き入っていました。

続いては「ヒット曲がほしい・・・」と思っていた時に出た曲と
（いつも同じことを言っておられますが・・・（笑））

「虹とスニーカーの頃」

同じく財津さんがじっくりと歌うSomeday Somewhere
そして特に仕掛けのないステージながら・・・

この時はバックのスクリーンが華やかになる
Shooting Starが続きます。

財津さんは感謝の言葉を述べて、本編最後は

「心の旅」

ここでいったん終了です。・・・

・・・

アンコールは、ファンもわかっているのか、スペクター・サウンド風の手拍子
そう、「銀の指輪」
ここからはノリノリで、「私のアイドル」
（確か財津さん、少し歌詞を間違えたようです。(^_^;)）

4月13日に名古屋での追加公演が決まったとのこと
財津さんはリッケンバッカーのギターを抱え、お馴染み「夢中さ君に」

これはずっと同じですね。

・・・

まだ終わりではなく、2度目のアンコール、これもお決まりの「魔法の黄色い靴」
財津さんはハンドマイクサビの部分は場内大合唱
LIVE ACT TULIP 2012はこれにて幕となりました。・・・

・・・

今回のコンサート、いつも以上に昔の曲が多かったような気がしましたが、それは懐かしいというよりは、その時代に熱が入っていて思い入れが強いということからなのでしょう。

自分はEaglesの名前をよく出しますが、デビューが同じ頃、'90年代に再結成、'07年に久しぶりの2枚組アルバムをリリースした、何回も解散ツアーをやっている（笑）・・・
共通点は多いのですが、でも一番重要なことは、ともに歌を大切にしているバンド

・・・ということでしょう。

そしてそれはともにBeatlesからの影響なのかもしれません。

祝40周年
でも50周年のBeach BoysやStonesに比べたらまだまだ

無理せず走り続けてほしいと思っています。