癒される
緑が美しい奈良公園を歩いて、奈良国立博物館へ。
待ちに待っていた「空海展」
音声ガイドもお借りしました。
最初の展示室が両界曼荼羅と立体曼荼羅が展示されていたのですが、、、
音声ガイドで「声明」が流れてきたとたん、「うるうる」ときてしまい。。。
涙をぬぐいながら拝見しました。
説明が難しいのですが、、、
以前、太秦広隆寺の霊宝館で仏さまの世界を初めて体感した時と同じく、、、
周囲にたくさん人がいるのに、違う世界に迷いこんだような不思議な感覚。
この世界とは薄紙一枚隔てた仏さまの世界、
階層世界、違うレイヤーに入っていたのかもしれません。
そして両界曼荼羅
得度前に、師の瞑想会(オンライン)で修行した時に曼荼羅を観想することがあったのですが、、、
その時のことを思いだしました。
知識として師から伝えられることはお大師様がお伝えくださったことだと理解していましたが、、、
イマイチ感覚としてぼんやりしていて。。。
「この世界に生きている状態で、仏さまの世界を観じる。」
お大師様が唐から命がけで持ち帰り後世に伝えてくださった、貴重な教えを師よりたまわっているのだと、、、
昨日、すごく実感したのですよね。
もっと言えば、インドで興った仏教を伝播しようと多くの先人が苦心され後世に伝えてくださったことも、、
経典は最初は、梵字(サンスクリット語)で書かれていたので、漢訳しなければならなかったのです。
仏教が一字一字に意味がある漢字に翻訳され中国に伝来されたことは、本当に有難く素晴らしいこと
そして私たち漢字を読める日本人にとっては、お経の意味はハッキリとはわからなくとも理解しやすいのも僥倖です。
英語圏の方は、漢字の習得は本当に大変だと思います
不思議なことに、「インドから中国へ仏教を伝えよう!」と決意されたお坊様は仏さまからの霊告を受けておられるのです。
お大師様、弘法大師空海さまが仏道への道を決意されたのも、高知の室戸岬で修行された時に金星が口の中に飛び込んでくるという神秘体験をされたことが契機ですし、、、
このあたりのお話を拝見すると、仏さまは本当におられるのだと思いますし信仰の力ってすごいなぁと感じます。
私が瞑想会でお伝えしている「瞑想法」は高野山真言宗阿闍梨様に教えていただいた内容ですが、
大切にお伝えしていかなくては、、と
改めて感じました。
瞑想会にお集まりくださる皆さまと、素晴らしいお時間を共有することができて本当に幸せです
私もたゆまず精進いたします。
次回、奈良瞑想会は9月に開催します。お申込み受付中。
空海展の記事、もう少し続きます。
ではまた(^^♪
今日も素敵な一日を。
いつも記事をご覧くださりありがとうございます。
翠涼
館内では撮影禁止でしたが、唯一撮影してOKだった文殊さま。
お大師様が目にされたかもしれない仏像だそう。
大理石の質感が素敵でした