

12宮の配置は12パターンあります。
面白いなと思うのが、対宮の関係。
例えば、
命宮→遷移宮(個人としての自分→社会での自分)
父母宮→疾厄宮(先天的な体質→後天的な体質)
福徳宮→財帛宮(精神世界→物質世界)
官禄宮→夫妻宮(お仕事→結婚・パートナーシップ)
兄弟宮→奴僕宮(近くにいる人々との関係→遠くにいる人々との関係)
田宅宮→子女宮(受け継ぐものと、自分が渡していくもの)
※12宮の意味は、ここに挙げた以外にもありますが、意味として対称的になっているのがわかります。
官禄宮と夫妻宮のバランスでは、お仕事を優先するのか?結婚やパートナーシップを優先するのか?を
福徳宮と財帛宮のバランスでは、精神性や言葉や心の安定・充足感を重視するのか?お金や物質、現実的な生活を重視するのか?を観たりします。
もちろん、人それぞれなので、2つの宮のバランスが同じくらいの方や、片方に凄く片寄っている方もおられます。
ちなみに、宮に入る星がゼロの場合は、対宮の星たちを借りて判断します。
その宮に入る星がゼロでも、ある程度の判断はできますのでご安心ください。
また、星が入らない場合・無星曜の場合は、その宮をあらわすことが苦手分野だったり、
意識しづらい傾向があります。
私の場合は、命宮に主星が入らない命無星曜格なので(身宮でもある)、「自分がしたいことをする・自分らしく在ることや自己実現」が人生の課題・着地点なのですが、
身宮が重なる宮は苦手分野でもあるので、
できるようになるまでに紆余曲折や回り道が多く、苦労を強いられたり時間がかかることをあらわしていると思います。
命無星曜格は、若い頃に試練が多く中年以降安定する傾向があるので、
私が自分らしく「在る」ことができているのは、本当にここ最近のことで、
紫微斗数占星術の鑑定士になることが、開運のキッカケでした。
鑑定をさせていただき、たくさんの方々の人生に触れることで、生まれた環境や親との関係により知らず知らずに目を曇らせていた価値観や思い込みが外れました。
人からの評価や社会的な地位の中ではなく、本当に自分らしい生き方をするための見方を紫微斗数が教えてくれました。
命盤には、個人の魂の履歴、人生の航海図があらわれますが、
皆さまが魂の旅の中で培ってきた経験・学びは、
社会的な常識、価値観を超えたものであり、そこには宇宙的な視点が現れていると実感しています。
それぞれの魂の学びや課題があり、私たちは各々魂を磨く旅の最中です。
どこまで魂を磨いているか?さえも、誰かと比較することは無意味で、
ただ、各々旅をしているだけなのですよね。
ご自身の人生を誰かに歩んでもらうことはできず、誰かの人生を代わりに歩むことはできません。
だからこそ、今のご自身の人生を大切に、日々向きあうことを忘れずに。
今生で出会ってきた人々も、いつかは会えなくなるかもしれません。
今生で巡りあえた、全ての人々に感謝ですね。
ではまた(^^♪
雨が降り出す前に買い物に行ってきます。
いつもご覧くださりありがとうございます。
今日も素敵な一日を。
明日香野