きちんと手間をかけておくと… | 酒井タタミ店二代目 長崎県 島原市 南島原市 雲仙市 島原半島 違いがわかる畳屋さんの畳職人日記

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長崎県 島原市 南島原市 雲仙市 島原半島の「違いがわかる畳屋さん」酒井タタミ店二代目のお仕事や畳の情報、い草で作る「ほたるかご」、全国からご注文いただいている「畳スマートフォンケース」などについても書いてます。

先日のお客様宅は新築の際、以前のお宅に敷いていた畳を使って畳表を新しくして納品させていただいてました。



京間(6尺3寸)サイズを江戸間(5尺8寸)に切り合わせてたんですが、通常、稲わら畳床は京間~江戸間のサイズが違うため、三種類ぐらいの基準サイズで作ってあります。



稲わら畳床は、稲わらを積層し、約50mmほど圧縮したものを縫い固めてあります。



それを寸法に合わせて切って使うため、切っても圧縮してあるのが膨れないように、端のほうを細かく縫ってあるんです。



酒井タタミ店二代目 畳職人日記-DVC00233.jpg



これを「小針」といいます。



京間サイズを江戸間サイズに切るとすると、この小針が無い所を切らないといけませんガーン



そうすると使っていくうちに切った箇所が膨れてきて厚くなり、また畳自体の形が崩れてしまいますショック!



そこで…

酒井タタミ店二代目 畳職人日記-DVC00232.jpg



小針を入れてあげます。



こうする事で膨れないようにしますニコニコ



見えない部分ですが、手間をかける事でキチンとした畳が作れるのですニコニコ





残念ながら、見えない部分だから、こういった事をせずに納品してある畳を多く見かけますガーン



当然、切った箇所が膨れ、凸凹も…。





見えない部分でも、ちゃんと手間をかけたいものです!



今回は更に補修をして、きっちり納品しました~ニコニコチョキ