酒井タタミ店二代目 長崎県 島原市 南島原市 雲仙市 島原半島 違いがわかる畳屋さんの畳職人日記

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長崎県 島原市 南島原市 雲仙市 島原半島の「違いがわかる畳屋さん」酒井タタミ店二代目のお仕事や畳の情報、い草で作る「ほたるかご」などについて書いてます。

長崎 島原市 「違いがわかる畳屋さん」酒井タタミ店二代目のお仕事や畳の情報、い草で作る「ほたるかご」などを書いてます。

毎日色々と忙しく、久しぶりのブログになります。




今日納品させていただいたお仕事ですが、引き上げて来た時の状態は…








畳縁の付近が下がっているのが分かると思います。




私達はこういう状態を「口(クチ)が下がっている」と言います。




昔ながらの稲藁畳床(稲藁で出来た畳の土台)で作られている畳ですが、畳床の両端は縫い目が小さくなっているため、新しい稲藁畳床でも中の方より少し低くはなっています。




表替えや裏返し等の畳替えの際、張り替えるために、これまで着いている畳表や畳縁を取り外すのですが、その時に縫い付けてある糸を切って外します。
外した後に残った余分な糸を出来るだけ取り除いてあげるとこのような状態にはなかなかなりません。




しかし、余分な糸を抜かなかったり、糸を抜く作業をしないでいいように畳縁だけを切って糸を残した状態で張り替えをすると、畳縁を縫い付ける時に残った糸を縫い締めてしまいます。
これが何回か重なるとこのように「口(クチ)が下がる」状態になってしまいます。




今回の畳は5〜8mmほど薄くなってしまっていました。




このままだと畳縁付近は凹んでいるため凸凹なお部屋になりますし、畳職人からするとこのまま格好悪い畳の状態で納めるわけにはいきません。




しっかりと補修をして表替えをしました。








畳縁も可愛くなって、明るくスッキリとしたお部屋になったと思います。




見えない所ですが、手抜き仕事をすると畳の状態にしっかりと現れますし、キチンとお仕事をすると、このように悪い状態を治すことも出来ます。




職人のお仕事ってこういう事なんですよね〜。













今日は今年度最後のものづくり体験教室で長崎市立日見中学校へ。








教室に入って来た生徒達は、今年度に行った中学校の中では一番元気いっぱいだったかも。








作業が始まっても明るい話し声が飛び交ってましたが、段々と作業に集中するように…。




担当した班の生徒で上の写真右下の生徒の作業が早いこと早いこと。




仕上がると同じ班の生徒への指導をお願いしたりしながら楽しく体験授業を進めました。








本当は生徒達の楽しそうな笑顔の表情も見て欲しいところですが…
みんな本当に楽しんでくれて嬉しかったです。




全体的に早く作業が終わったので、今回は質問タイムも充分にあり、仕事の事以外にもプライベートな質問まであり、みんなで楽しい雰囲気で過ごした体験授業となりました。








生徒達が色々と調べてまとめた事と、製作したミニ畳を展示して授業で発表されるみたいです。




これで今年度のものづくり体験教室は終了ですが、既に来年度の予定も入っていますし、個人的には若手職人への派遣事業の依頼も来ています。




ものづくりマイスターとして、ものづくりの良さを伝えると共に、ものづくりに真摯に取り組もうとする若手の育成の力になれるよう頑張りたいと思います。




今日はものづくりマイスターのお仕事で長崎市立西浦上中学校へ。





西浦上中学校にものづくり体験教室に来るのはもう3年目かな。






担当した班の男の子の一人が縁を縫いつける作業に入ると、最初から何度も間違えたりしていたのですが、片側の中程くらいからコツをつかんだのか、どんどん作業を進め、一番遅れてたのに最後は一番早く製作完了。



仕事が早いというのも、ものづくりには大切な事の1つです。



将来のお仕事に活かしてくれたら嬉しいですね。






今回もなかなか腕が良い子供達がたくさんいました。




出来上がった畳の香りを嗅いでみたり、顔を乗せてみたりして、それぞれ畳の良さを実感してくれているように見えました。



来週は今年度最後のものづくり体験教室です。



一人でも多くの子供達にものづくりの楽しさを知ってもらえるように頑張ります。