旧福井信託株式会社社屋 | あれやこれやの近代建築・令和

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どんどんと消えてゆく戦前に建てられた建物(近代建築)を中心にその建物の設計者、施工者などのデータを書き残すためこのブログを始めました。

三井住友信託銀行福井支店(旧福井信託株式会社社屋)ウィキペディアより)

      竣工:昭和9年   設計:辻岡通   施工:清水組                

      住所:福井市中央1-7-1

              裏側から見た建物 (ウィキペディアより)                   昭和2年に営業を始めた福井信託株式会社が昭和9年に建てた建物で

昭和19年に福井銀行と合併、戦後はGHQの宿舎として使われました。

昭和23年の福井地震では被害は軽微であったようです。

その後昭和54年から中央信託銀行福井支店の社屋となり

社名変更で現在は三井住友信託銀行福井支店となっています。

 

コラム  「サマータイムと福井地震」 (bousai.go.jp)

 

竣工記念絵はがきでは昭和10年7月となっている。

との記事もあるようですが、詳細は判りません。

 

設計者の辻岡通氏は設計事務所は東京にあったようですが、

出身が福井ということで、福井でも活動していたようです。