「郷土の歴史訪問」で、小樽市内の漁業関連の「遺産」を「うろうろ」しました。
かつてニシン漁で栄えた「遺産」の「茨木家中出張番屋」を訪問です。
建物の横に、栄えた歴史を示すプレートが置かれていました。
茨木家中出張番屋、正面から。
茨木家中出張番屋を斜め方向から。
右側の鳥居は、恵美須神社の鳥居です(明日掲載しますね)。
ここには新型コロナ前に来ましたが、公開時期「外れ」で見学できず。
リベンジです。
※4月~10月上旬の休日に公開、詳細は「ググって」下さい
では茨木家中出張番屋へ。
「公開中」を確認して、いざ内部・・・ん?
ゴールデンカムイの番屋
と付け加えられています。
ここのガイドの方より
ゴールデンカムイの舞台になって「聖地巡礼」の方が多数お見えになりました
との事。
内部は、かつてニシン漁で栄えた歴史が並んでいました。
尚、他に見学者がなかったので、ガイドさんと「延々馬鹿話」してしまいました・・・楽しかった。
祖父がニシンの網元で「稼ぎを全部呑んで何も残さなかった」事を言ったら、「ほとんどの網元はそうだったらしいです」と笑いながら解説して下さいました。
祖父がニシン漁の網元だったので、眺めているだけで楽しいです。
茨木家中出張番屋を建てた網元の茨木家は、漁の時期に来る出稼ぎ労働者に「食わせる」ため、現在の札幌市手稲区に水田を持っていたとの事。手稲は・・・小生の「地元」ですよ。
ニシン漁の網元と小生の地元に「繋がり」があるとは知らなかった・・・
ニシンは一旦海から消えましたが、最近復活の兆し。
産卵で海岸が真っ白になる「群来(くき)」がしばしば発生しています。
昔とは比べ物にならない「少ない」漁獲高ですが、ニシンが戻ってきました。
江戸時代から栄えていた「蝦夷地」の日本海側。
ニシン漁で栄え、北前船が寄港していた歴史を物語る「船絵馬」が、茨木家中出張番屋の近くの恵美須神社に2枚残されています。茨木家中出張番屋内にレプリカが掲げれられていました。
※「本物」は日本遺産に認定されているので「厳重に保管」と思われます
ゴールデンカムイの「聖地」の茨木家中出張番屋。
茨木家中出張番屋内に、ゴールデンカムイのコミックが置かれていました。
付箋紙だらけ・・・付箋紙が付いている箇所は、この番屋に関係する箇所だそうです。
さらに、茨木家中出張番屋が「がっちり」描かれている箇所を開いて「展示」もしていました。
漫画がきっかけで、かつてニシン漁で栄えたこの地へ興味を持つ方が増えれば幸いです。