明治になり、北海道開拓の始まりの時代。
原野を切り開いて道路が開通しても・・・元々、ほぼ「誰も住んで居ない」場所。
宿場なんてありません。
なので「通行屋」と呼ばれる官営(当時の北海道開拓使が設置)の宿場が置かれました。
札幌市南区の簾舞通行屋(みすまいつうこうや)は、札幌市内に残る唯一の通行屋です。
詳しくは、ウィキペディアの簾舞通行屋をご覧ください。
では、簾舞通行屋。
屋守となった黒岩氏が、通行屋の廃止(1884年)後も引き続き宿屋を営んでいたので、旧黒岩家住宅の名称でも呼ばれています。
現在は簾舞郷土資料館として使われており、黒岩氏の子孫の方が管理人を務めています。
この建物は札幌市の有形文化財に指定され、通行屋当時の姿への復元・修復が行われています。
簾舞通行屋の由来のプレート。
内部の見学の前に、別アングルから撮影。
反対側へ廻って撮影。
あまり「うろうろ」すると「不審者扱い」されるので、この後内部を見学です。
旧簾舞通行屋、現在は簾舞郷土資料館。
入場料は無料です。
では、内部を見学。
昔々に使われた農機具ですね。
囲炉裏の周りにお膳があります。
火を囲みながら酒飲んで語り合ったら、楽しそうですが・・・資料館の展示なので、ここでは飲めません。
こちらは「生活感」漂う展示です。
和室に熊が・・・敷物になっているので「安全」ですが、デカいす。
先日、ヒグマ出没情報が共有されていなかったため、危険を知らされていない釣り人がヒグマに「食われてしまった」悲惨な事件がありました。
北海道のヒグマ「超ヤバい」です。
北海道の開拓時代に置かれた通行屋。
小生が住んでいる札幌市手稲区にもあったらしい(サンタロベツ通行屋)。
残念ながら、記念碑すら無い模様です。