四谷の於岩稲荷田宮神社の斜め向かいに、お岩さん縁の於岩稲荷陽運寺。
日蓮宗のお寺ですが・・・神社っぽい。
そもそも、「寺」の名前に「稲荷」が付いているのが「変」です。
本堂は・・・神社っぽい。
日蓮宗の「お寺」なので、お参りの時に拍手は打ちませんでしたが。
ここは明治12年の大火で、於岩稲荷田宮神社が中央区新川へ移転後に建った祠が起源。
境内は整備され、こんな細やかな「演出」もありました。
境内に、摂末社・・・いや、寺なので摂末社とは呼ばないか・・・境内社としておきます。
この陽運寺、扱いに困ります。
神社とお寺が「混じって」います。
さらに、お岩さんの「本家」於岩稲荷田宮神社からは、「ニセモノ」扱いされているらしい。
境内に、「お岩さま」が使った井戸。
都内に複数の「お岩さま」を祀っている寺社があるのは「儲かる」のが理由らしい。
誰もが知っている四谷怪談のお岩さんを祀った寺社なら・・・うん、参拝します。
明治時代には、さらにお岩稲荷を建立の画策があったとか。
繰り返します。
真実のお岩さんは、婿養子の伊右衛門に毒殺されていません。
おしどり夫婦でした。
四谷怪談は、お岩さんが無くなった200年後に作られた「フィクション」です。
お岩さんの子孫の田宮家は、現在も続いています(四谷怪談では田宮家は滅亡)。
お岩さんに縁のある寺社に参拝する時、「恨み」「呪い」は「的外れ」です。
夫婦円満、商売繁盛を祈って下さい。