北海道の沿岸部は江戸時代から漁業で栄えていました。
江戸時代に創健された神社も多いです。
小樽市の朝里地区に建つ柾里神社も江戸時代創健。
しかし、時代の移り変わりと共に、一時期は「忘れられた」存在となり、荒廃していたそうです。
北海道新聞デジタル版に、神社の再興に立ち上がった住民の記事で、この神社の事を知りました。
柾里神社の場所は、非常に判りにくいです。
地図を見るJR朝里駅から近そうですが、狭い道(車不可の階段)を抜けて朝里墓地へ向かいます。
参道の入り口は「ここで良いの?」の状態。
例大祭の直前だったので幟が「目印」でした。
幟が括り付けられていたゴミステーションには、例大祭の案内。
小さな神社なので、「ほぼ」神事のみです。
参道を進みます。
例大祭の直前に訪れたので整備されていますが、一時期は通行不能に近かったそうです。
北海道新聞デジタル版の記事によれば、倒木が社殿に倒れ掛かっていたとの事。
参道の横に片づけられた倒木が置かれています。
柾里神社の社殿。
小樽市内で現存する最古の社殿は忍路の津古丹稲荷神社と云われていますが、この柾里神社の社殿はさらに古い可能性があるらしいです。
今後の調査に期待します。
社殿の横に石碑が並んでいます。
左側の「八大龍王神」の碑には「慶応3年」と刻まれているのが見えました。
しかし、右側の「川裾大明神」には裏面にも日付が無く、建立日は不明。
境内から日本海が良く見えます。
柾里神社からの帰り、柾里地蔵尊を「発見」。
こちらも歴史がありそうです。
時代から忘れられた柾里神社ですが、地元の方々が「復興」に向けて活動中の模様。
私の神社のホームページに掲載するため、近々図書館に「籠って」調査の予定ですが、色々「発見」が多そうな神社です。