こんにちわ、たかざしです。

今回はFate/stay night UBW のアーチャーと凛の別れのシーンを紹介します。



僕はこのシーン
超好きなんですよね!!!

結構な頻度でこのシーンを見返して、1人で感動しています。

とりあえず、まずは凛とアーチャーを軽く解説します。


遠坂凛

UBWでのメインヒロインを務める。
アーチャーのマスターです。第4次聖杯戦争で死亡した父を継ぎ、遠坂家の悲願の為に聖杯戦争に参加します。


アーチャー

凛が召喚したサーヴァントで、真名は不明。
最初は凛のことを唯の小娘としか見ていなかったが、凛との初めてのやり取りでマスターとして認めて、聖杯戦争を戦い抜いていきます。


そして例のシーンに繋がる重要なアーチャーの正体。
物語の後半でアーチャーの正体が明らかになります。その正体は………

















英霊エミヤ

本編の主人公。衛宮士郎が正義の味方を目指した成れの果ての姿でした。それがアーチャーの正体です。

アーチャーの目的は士郎の抹殺です。


アーチャーは何故、士郎を殺そうとするのか?


それはアーチャーの英雄になるまでの人生に隠されていました。

アーチャーはかつて切嗣との約束通り、正義の味方を目指し、数多くの人を救い。英雄とも呼ばれる様にもなります。さらに死後も生前救えなかった最多くの人を救う為に世界と「守護者」の契約を交わします。

しかし

見返りを求めない彼の行為は人々の恐怖を買い、裏切られて続けて、最終的にとある争いの全ての罪を着せられ、処刑されてしまいます。


死後



生前の契約通り「守護者」として役目を果たし、続けます。


しかし


守護者は彼の思った数多くの人を救うものなどではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする役割でしかなかった。
信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、数え切れないほど殺戮を続けた末に彼の信念は消耗し、かつての理想に絶望してしまいます。
この過程の間に「過去の英霊になる以前の自分を自らの手で殺す」ことで、自分が消滅する可能性だけを希望に、守護者の役割に徹する。


そして、遂にそのチャンスが訪れ、それを実行しようとしていたという事です。

アーチャーはこの事を士郎とセイバーに話
士郎に自害を求めます

しかし

それを知っても士郎はアーチャーを認めずにアーチャーとの勝負を挑みます


この一騎討ちの際にアーチャーは士郎の目指してる物、理想を全否定します。


誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!」

「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」

「この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。
 それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!」

「だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない。否、もとより、何を救うべきかも定まらない!」

「その理想は破綻している。自分より他人が大切だという考え。誰もが幸福であってほしい願いなど空想のおとぎ話だ。そんな夢を抱いてしか生きられぬのであれば、抱いたまま溺死しろ。」


かつての自分を前に怒りの表情で理想を否定し、かつての自分を切り刻むアーチャーの姿にセイバーも衝撃を受けていました。


しかし


アーチャーの言ってる事を認めつつも、決して折れない士郎は

「―――おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。
 けど、自分には負けられない―――!」

と言い放ち、アーチャーと互角以上に戦います。



「決して、間違いなんかじゃないんだから―――!」

とアーチャーの事を認めながらも、自分の目指しているものは決して間違えではないと言い、特攻する士郎。


アーチャーはその姿にかつての自分を思い出してしまいます。
かつて「綺麗な月の光」の下で誓った切嗣との約束を…

アーチャーは負けを認め、士郎の刃を受け入れます。

酷い話だ…。古い鏡を見せられている。───こういう男が居たのだったな。


その後、UBWのラスボスである。ギルガメッシュを倒し、全ての役目を終えたアーチャーは消えるだけでした。


そんな中、かつてのマスターである凛が現れます

また、自分と契約してくれないかと頼みます。

しかし

アーチャーはそれを拒否します。

凛はそれではアーチャーはいつまでも救われないと言います。

アーチャーがこのまま消えれば、聖杯戦争での記憶は消え、また自分の人生に絶望し自分を憎み続けて守護者の役目を果たし続けるだけだと。
凛をそれをわかっていたからこそ、アーチャーを救おうとし、契約を交渉したのです。

しかし

士郎との戦いで答えを得ていたアーチャーは
士郎を自分を凛に託します。


凛は答えます。

「うん、わかってる。わたし、頑張るから。アンタみたいに捻くれたやつにならないよう頑張るから。きっと、アイツが自分を好きになれるように頑張るから……!
だから、アンタも―――」



アーチャーは何一つ後悔のない顔で言います。


「答えは得た。

大丈夫だよ遠坂。

俺もこれから頑張っていくから。」

かつての自分を最期に取り戻した様な、少年の様な笑顔でアーチャーは消えていきました。


その後、凛はアーチャーとの約束通り。士郎を支え続けます。



そして


アーチャーが得た答えは…


「後悔はある。やり直しなど何度望んだかわからない。
この結末を未来永劫、エミヤは呪い続けるだろう。
だが、それでも俺は間違えてなどいなかった」

















文章書くの下手くそで読みづらかったかも、しれないですが、こんな感じです。

本当に好きですね。アーチャーの最期の笑顔が記憶に焼き付いて離れません。

絶対に救われない結末なのに、あの後悔の真っ直ぐな笑顔と最期に英霊エミヤとしてではなく、衛宮士郎として凛に話しかけたのが、切な過ぎて、本当に大好き。


僕はどんな選択をしても自分の人生に後悔だけはしてはいけない。やり直しを求めてはいけない。という考えを持っています。

アーチャーはまさにこれに当てはまってて、自分の人生をやり直したいと思い、後悔していた。

ですが

そんな人生でも「自分の選択は間違えではない」という答えを得た。
自分の人生に意味を見つけたんですよね。

これがかつての切嗣と同じで印象的でした。

実際のアーチャーの活躍もあり、どのルートでも士郎はアーチャーの様にはならないみたいです。

アーチャーはFGOでも活躍するみたいなんで、今度はそっちも取り上げてみたいです。


ほんじょまた!