起きて顔を洗う。
うどんを食べる。
パソコンを触る。
テレビをつける。
チャーハンをつくる。
チャーハンを食べる。
とある企画運営が、「なんか違う」の一言で詰まっていた。
学生とは言えど、関わるもの全員のスケジュールに影響するはずの運営が「なんか」などと曖昧な言葉で全てを止めてしまっていいものだろうか。
僕にはまるきり理解できなかった。
会議に向かっていたが、僕は重大なことに気付いていた。お金がなかった。
「83円」
これが僕の残金である。
これでは目的の駅で降りることは出来ないのだ。
就職活動とは体にも、心にも
あまり良いものじゃないと思った。
疲弊しているのは確かだった。
実際昨日の僕は別れ話をしたけれど
これがもし就職活動の影響で自分に波が出ていたとしたら
そう考えると涙が出てきそうになる。
情けない。
本当に好き同士だったとしたら
いつかまた元に戻るのだろうか。
こんなどっちつかずのようなハッキリしない性格だから
僕はダメなんだろうな。
めったに人の誕生日を祝うことなどはないけれど
それでも祝いたい時は全力で祝いたいと思う。
しかし、人に合った祝い方というのがあるのだろう。
よって、対人関係によっては、趣味趣向によっては全力で祝えないこともある。
例えばフランス料理で慎ましく「誕生日おめでとう、乾杯」と言われたい人に対して、パイを投げつけてシャンパンをかけるような行為はかえって悪印象であると思われた。
きたる7月1日はとある男の誕生日だった。
ここまで共通の目標や考え方を持って進んできた訳でもないのだが、彼の存在そのものが自分の助けになったことが沢山ある。
彼と敵対関係になったことは殆どなかった。
しかしそれでもお互いの能力の上昇を感じ、スキルを奪い合った。
程よく理想的な関係とはこういうことなのだろう。
もう僕も4回生である為、彼と共に過ごせる時間は
あと僅かしかないのだろうと思えた。
ならば、今年は彼の誕生日を祝うことが出来る最後のチャンスかもしれなかった。
誕生日プレゼントと言っても、彼と僕の間柄は特殊であるので、
なにかをプレゼント包装して送るというようなことをするつもりはない。
ただひとつ共通するものを通して、祝えたら良いなと思っている。
先日から指の皮がめくれ、手の震えが始まった。
手が震えるぶんにはまだいいのだけれど、
皮がめくれるのは気持ち悪いのでなんとかしたいものである。
そういえば、
団体のメンバーがハンドクリームを塗っている風景を思い出し、
僕は引き出しに入っているハンドクリームを塗った。
特に指に変化は見られない。
「ストレスか?」と尋ねられたが、ストレスなのだろうな。
吐き出したい愚痴が溜まりに溜まっているが、
こんな愚痴ばかり考えている自分を少し矮小だと思った。
明日は就職活動が立て続けにある。
長期戦だ。
長期戦は眠くなってくる。
頑張れるか自分。