映画館とは因縁がある。
昔、なにかよくわからない映画をみて涙と血が止まらないように溢れてきてから、あのポップコーンの甘い匂いに彩られた空間が苦手だった。
しかしながら、大学生になって、それにも少し慣れた。
今回鎌倉ものがたりを見ることになった。同伴者の好みである。物凄い二転三転する展開だったけれど、ヒロインが美人で、強引ながらに切ないところもあった。
同伴者、泣く。
僕は、少し見入る。
梅田の夜景は、いつか3人で見たレインツリーの国のことを思い出させてくれた。
お世話になった街。
そろそろお別れ。