何もない1日からの925文字 05/29 | no title

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高をくくる

 

 

いつもながら何もない1日である。

何もない1日の日記をつけることは困難だ。

思えば僕は小学校の夏休みの宿題である日記をどう書いていたのだろうか。

そこまで毎日イベントが詰まっているような人間ではなかったはずだ。

 

それでは今日も、今日がどんな1日だったか、考えてみよう。

 

今日は起きた。起きるといつも通り、6時くらいだった。

日課ながらに1階へ降りると母は「今日はどこかへ行くのか」と尋ねた。

いつもこれである。

「今日はどこかへ行くのか」

「いい加減にしろ」

「アホちゃう」

母親はだいたいこの3パターンの言葉を主軸とする。

どこかへ行くのかにしても、3度くらい聞いてくる辺り、大した意味はないのだろう。

事実僕が突然泊まりにいくことがあっても、何も影響がなかった。

 

「何もしない」と答えると「何もしないなら寝ていろ」と返ってきた。

それもそうだなと思った。

朝ごはんを食べて、僕は寝ようとした。

中々眠れなかった。

眠っているのか、眠っていないのかの間くらいを揺られながら2~3時間ほど

布団の中を過ごした。

 

今の生活に現実感がない。

変わりすぎた生活。

変わりすぎた人間関係。

果たして本当にこれは現実なのか、現実を否定し始めている僕が居る。

危ないような気がした。

 

そういえば最近するべきであるはずの就職活動をしていない。

キャンセルの連続ですることを辞めてしまっていた。

ああ。

6月は大切な会社の面接?がある。

正確には名前は違うようだったが、

面接のようなものだと考えている。

 

今日の僕は団体にプレゼンテーションする資料を作っていた。

作りながら、団体内でプレゼンするだけでは、少し勿体無いな、と思ってしまった。

そうこうしている内に、辺りは暗くなっていた。

 

僕は一体何をしているのか。

時間が短く感じたり、長く感じたりするのは

結局時間への意識の向け方だという。

 

関心とは恐ろしい。

好きの反対は無関心。

飽きられれば全ては流れていく。

 

僕は誰の心にも引っかかっていない存在になりつつある。

あれだけ頑張ったのに、引いて退がって、それで終わりだなんて

辞めてほしい。忘れないでほしい。

 

それは甘えだ。

印象に残りたいなら、まだ残したいなら、自分がやるべきことを

きちんと果たすべきなのだ。

もう少しだけ頑張ってみろ。

頑張れ自分。